この連休中、美術館に出かける方も多いのではないかと思います。
美術館で面白いのは、入り口付近は非常に混雑しているのに、順路を進むほどに混雑が緩和していくところです。
それでも、その美術展のポスターなどに使われているような作品の前は、結構、混んでいます。
順路に従って作品を見ながら、ときどき周囲の人に視線を向けると、最初は時間をかけて見ているのに、次第に短縮して順路を進んで行く人たちと、どの作品であっても、たっぷりと時間をかけて、じっくりと見ていく方がいらっしゃいます。
「美しいと言われるモノを見た」
というのと、
「美しさを感じた」
というのは違うんだな、と思います。
ちなみに、複数で訪れている、かしましいおばちゃんたちは、
「見た派」
で、一人でお出でになっておられる若い女性は、
「感じた派」
のようにお見受けいたします。
美術館に行って、いったい何を見ているんだと批難されるかもしれませんが、美術館で目にいたしますのは、その美術作品と、それを鑑賞する美しい女性の他にはございません。