ショッカー動植物図鑑

仮面ライダーが社会に与えた影響の一つとして、子供に動植物を紹介したことが挙げられるではないかと思います。

ショッカー怪人のほとんどが、動植物をモチーフとしているからです。

おかげで、サラセニア、トリカブト、シオマネキ、アルマジロ、三葉虫(化石)など、それまで知らなかった動植物の存在を知ることができました。

 

ゲルショッカー怪人は、さらに二種類の動植物を合わせていますが、子供の頃はこんな発想もできるのかという感動とともに、ガニコウモルに見とれていました。

デストロンにいたっては武器と合体させる発想に、やはり衝撃を覚えながら、カメバズーカやハサミジャガーに見とれていました。

特にハサミジャガーの、両手を交差することによってハサミになるということに気づいたときの感動は、「シザースシザース」という恐ろしげな彼の声とともに、今でも忘れられません。

 

NHKの《自然のアルバム》から《ダーウィンが来た》に至る、自然の動植物を紹介する番組の系譜を正統派とするなら、仮面ライダーから動植物を知るというのは、邪道かもしれません。

でも、その邪道のおかげで、初歩的なアイデアの方法も学んだように思います。