責任を追及されたら……

ギリシャ金融危機が問題になっています。 

援助するEUの要求にギリシャの現政府が応えきれない……

そんな状況かと思いますが、お互いに相手が悪いと考えているようです。

 

日本では、部下に責任をなすりつける輩も多々見受けられるようですが、たとえ相手に非があったとしても、

「自分にも責任の一端があるのではないか……」

と考える人も少なくありません。

でも、日本以外の国に、そんな考えはないようです。

「責任は相手にある」

あるいは、

「そうなる運命だった」

責任を追及されたときの対応の仕方としては、

『こちらが悪いか相手が悪いか神を呪うか』

と言ったところでしょうか。

 

そうそう、日本にはもう一つ、考え方がありました。

〈組織の責任として結局誰も責任を取らない〉

という考え方です。

 

ただ、仕事においては

「自分に責任がある」

と認める方が、日本では却って信頼を得る傾向があるようです。

そうしたことがわかっていますから、

「この責任は誰にあるのか?」

と、追及されたら、

「こちらが悪いか相手が悪いか神を呪うか、やっぱり組織全体の問題か、そのどれかだと思います……」

と、私は答えるようにしています。

(わかってない!)