最近、平日の朝、スーツ姿の若い男性が幼稚園児の手を引いている姿を見かけるようになりました。
平日の昼間、赤ちゃんを抱いて電車に乗る男性も見かけるようになりました。
世の中が、夫婦双方で子育てしようという方向に向いているということは、喜ばしいことのように思われていますが、実は家庭崩壊の危険を孕んでいるのではないかと思います。
子供の世話に追われる妻にかまってもらってほしくて自宅に火を放った男のニュースは、まだ記憶に新しいところかと思います。
夫が子供に変わるという状況は、日本では珍しくないようです。
反対に、父親が喜んで世話をする娘に、嫉妬する妻も存在するようです。
この状況があまり目立たないのは、思春期の娘が父親を嫌悪するという状況が当たり前のように見られていたからだと思います。
ところが、イクメンの増加によって父親と仲のよい娘が増えてくると、わが娘に嫉妬する妻も目に見えて増えることになるのではないかと思います。
子供に変じた夫はやがて捨てられる運命にあります。
嫁姑の確執が家庭に緊張をもたらしている例は、昔から変わりません。
その上、イクメンパパが、実は新たな家庭不和の火種になろうとしています。
念のために申し上げておきますが、妻と娘という女性に慕われるイクメンに嫉妬しているからこんなことを述べているわけではありません……絶対に……