昨日、『サワコの朝』(MBSレレビ)にノーベル医学・生理学賞を受賞された大村智さんが御出演されました。
学生時代にスキーをされていたときに、一番になっている人のまねをしても、その人を追い越すことはできないことを学ばれたそうで、
「他人のまねでは一番になれない」
ということをおっしゃっていました。
アタシも、今まで誰も気づかなかったアイデアや誰も取り組んでいないことを試みておりますから、こんなお話を耳にしますと、
「よし、がんばろう!」
という気にはなります。
でも、これがなかなかうまくいきません。
理由は簡単です。
一つには、すぐに結果を求めてしまうところ。
二つ目に、今まで誰もやっていないから、それが本当に成功につながるかどうか疑問を持っていること。言い換えると、自分を信じていないということです。
何よりも、一発当てて金と名誉を手に入れてやろうという下心が最大の原因であると承知しております。
とはいえ、清廉な志をすべての人が持っているとは申しません。
また、大きな野心、野望が必要だということも否定しません。
ただ、
「キミの場合、とどのつまりは色と欲との二つ道だろ」
と、いつものように看破する例の友人に、
「さすがはお代官様。何でもよくお見通しで……」
と、これもお約束のパターンをオチにしていたのでは、やはり一番にはなれません……