『僕だけがいない街』は未来を変える

お誕生月なので、今月はもう一本、三部けいさんのヒットコミックを映画化した『僕だけがいない街』(監督・平川雄一郎さん)を観に行きました。

時間が巻き戻るリバイバルという現象によって、発生した事件、事故を防ごうという設定に、

「タイムマシンの、〝過去を変えてはいけない〟というお約束に反しているのではないか!」

と思いましたが、そんな昔のお約束に囚われていては、新しい何かは生まれません。

ドラえもん』なんか、のび太君の人生に平気で介入しています。

将来、ほんとうにタイムマシンができたら、どれだけ規制しても過去や歴史を塗り替える者が多数現れるのではないかと思います。

 

科学の進歩で現実化しつつあるのが、人工知能です。

チェスや将棋ばかりか、ついに囲碁の名人にも人工知能は打ち勝ってしまいました。

小説でも、星新一賞の1次予選も通過しました。

人間が創り出した人工知能が人間を超えると、タツノコプロの衝撃アニメーション『新造人間キャシャーン』のように世界はやがてロボットに支配されるかもしれません。

 

そこで、タイムマシンの争奪戦が起こり、過去に遡って人間は人工知能の支配を阻止しようと試み、人工知能は人間の歴史を人工知能の歴史に塗り替えようとします。

その結果、人間はタイムマシンを奪うことに成功し、人工知能の開発に歯止めをかけます。

しかし、人工知能の開発に歯止めをかけた瞬間、タイムマシンは消滅します。

 

このアイデア

拙いブログで公開なんかせずに、ハリウッドに売り込んだほうが儲かったかも……