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失言の中にも礼節あり

先日、仲のよかった人から絶交を言い渡されたという人のお話しをうかがいました。

ご本人は、ご自分の失言が原因ではないかと嘆いておられましたが、よく聞いておりますと、相手は他に親しい人のいない方のようで、おそらく、元から人付き合いを好まない人ではなかったかと感じましたから、絶交の原因を自分に帰結させることはないように思いました。

 

『親しき中にも礼儀あり』

とは、よく言われますが、誰であれ、どれほど気をつけているつもりでも、親しければ親しいほどお互いにいろんな話を交わすことになりますが、その中には気づかぬところで礼を失うような発言も出て参ります。

 

もとろん、政治家の姿勢が問われるような失言は論外ですが、日常、誰かと話す、という行為には、常に失言のリスクが伴います。

 

ただ、問題の一つは、失言によって人間関係を壊してしまうことではなく、それによって自分で自分を傷つけてしまうことではないないかと思います。

 

黙ってその方のお話しをうかがいながら、アタクシ自身もそんな失言に自身を責めたことが、何度もありますから、

「相手がどう思うかということもありますし、アタクシも失言でいくつも人間関係を壊してきました……」

と申し上げました。

そうしたことは、自分一人だけがやってしまうのではなく、世の中の多くの人がやらかしてしまっていることだということを意識することも大切かと思います。

 

「相手の受け取り方もあるし、それで自分を責めてばかりいてもしかたない。何より、世の中、たくさんの人がそんなことをやらかしているんだから、失言の一つや二つ、気にすることなんかない……」

と、思って生きておりますので、アタクシ、失言ばかりの毎日を送っております……