公営大井競馬場所属の的場文男騎手が、昨日、川崎競馬場で史上二人目の7000勝をあげました。
45年で7000勝ですから、一年に…… ええと……
(計算でけへんのか!)
とにかくおめでとうございます!
NHKのニュースでは、
「馬を下りればただのおっさんですから……」
という的場騎手の言葉も放送していましたが、これは、元幕内力士で相撲解説の舞の海さんがかつて口にされた、
「ちょんまげがなかったらただのデブですから……」
と同じ表現だと思いました。
「〜が〜たら(ば)、ただの〜ですから……」
一流と言われる方ほど謙虚であるということを、証明するフレーズでもあると思います。
「開発者がいなければ、ただの機械ですから……」
なんてことを述べる、わけはありませんが……
でも、そうした立場にない人が、
「あいつは、ちょんまげがなかったら、ただのデブだろ……」
「あの人は、馬からおりれば、ただのおっさんだろ……」
「彼は、人工知能がなかったら、ただの人だろ……」
などと、誰かを指して使うと、自分の価値を瞬時に下げてしまいます。
ですから、アタクシも謙虚な気持ちでこのフレーズを使ってみたいと思っております。
てな話を、久しぶりに例の友人に語りましたところ、
「キミの場合、謙虚な気持ちでそのフレーズを使うチャンスは、一生ない」
と断言されてしまいました……