今朝の《サワコの朝》(MBSテレビ)のゲストは、漫才コンビの博多華丸大吉のお二人でした。
吉本興業が博多に進出した1期生で、非常に謙虚なお二人だと感じました。
博多から東京進出なんて考えておらず、デビュー当初は、大阪とは違う博多の笑いの研究をし、さらには大坂から来演する師匠方にかわいがられ、あと押しをしてもらったことなどを、ネタを交えながら語っておられました。
アタクシの感覚で申し上げますと、吉本興業の関西の芸人さんは、搾取する会社のように言って吉本工業をネタにして笑いを取っていますが、お二人にそんなところは微塵もなく、最後に、
「各地に吉本の劇場があるので、そこの芸人さんにもスポットライトを当ててください」
と述べておられました。
〈チャンスは自らつかむ〉
という教訓に間違いはありませんが、そのチャンスが自分の目の前にきてもらうためには、芸や技術、能力の他に、周囲の人の支援が大切であるということを、改めてお二人に教えてもらったように思います。
ただ、チャンスを得んがための謙虚なフリではなく、本当に謙虚であることの難しさも教えられたように感じました。
これを例によって例の友人に語りましたところ、
「つまり、自分は謙虚な人間であると思っているキミに、どうしていつまでもチャンスが巡ってこないのか、わかったということだね」