昨夜のほろ酔い寄席のゲストは、露の都師匠の四番弟子、露の瑞(みずほ)さんでした。
演目は『金明竹』で、テンポがよくて、聴いていて気持ちのいい話し振りでございました。
そのうえ明るくてかわいく、終演後の宴席でも人気があって、ご夫妻でお越しの常連さんのご亭主が、横に奥様を置いたまま、
「隣にいるのが嫁さんで、こっちは彼女」
てなことをおっしゃるぐらいで、思わず、
「それ、よろしいな、アタシも使わせてもらいます」
なんてとこを申し上げましたら、
「あんたに嫁はん、いてへんやないかい!」
伺いますと、平成育ちにも関わらず、昭和歌謡がお好きだとで、
「かぐや姫が好きです」
とおっしゃいますから、
「ああ、神田川ですね。あなたは〜🎶もう忘れたかしら〜🎶、うん、という歌でしたね」
などとくだらないアタクシのジョークにも、笑ってくださいました。
今回のほろ酔い寄席のお客様の中には、どうやら瑞さんの追っかけもいらっしゃっていたようで、もうアイドルのようでございました。
あとで、今月のトリを務められた南左衛門さんから、
「ほんで、わしの講談はどなした?」
と問われて,
「ええと、ネタは何でしたかいな……」
ボカ、ドス、ゴン……