ただ、いわゆる土俵の外では、昨年の日馬富士関の暴行事件以降、行事のセクハラだとか交通事故だとか、まだ世間を騒がせる事案が後を絶たないばかりか、昨年、暴行事件があったことが発覚しました……
その部屋の親方は、協会には報告して暴行した力士は辞めているから問題ないから公表する必要はないという主旨の話をされているようです。
ユニクロのファーストリテイリングの柳井会長兼社長は、
「バッドニュース ファースト」
と社員におっしゃっているということを、日経新聞のリーダー論で語っておられます。
「世の中にオープンにしないと、悪いことはなくなりません」
とも述べておられるところから考えますと、
「大相撲から暴力沙汰がなくなることはないかも……」
なんてことになるかと思います。
《いいニュースと悪いニュース、どちらを先に聞きたいか》
という質問に、聞き手の75%は悪いにニュースを先に選択し、伝える側の65%〜70%は、いいニュースを先に知らせたがる、という研究結果があるそうです。
《いいニュースと悪いニュース》
は、ジョークのパターンの一つにもなっています。
「いいニュースと悪いニュースがあるんだ。明日から君に社長をやってもらうことにしたんだ」
「じゃあ、いいニュースって何ですか……」
いいニュースか悪いニュースか、伝える側と聞く側によって受け取り方が違うところがジョークになるようです。
「いいニュースと悪いニュースがあります。大相撲でまたしても暴行事件が発覚しました」
「じゃあ、悪いニュースは……」