「私はあなた(君)(お前)を信頼している」
と言う人には、相手を懐柔しようという魂胆があるのだろう、と以前から思っていました。
今週の漫画ゴラク(日本文芸社)の『ギフト+−』(作・ナガテユキさん)に、
「先に信頼関係を結ぼうとするのは弱い方」
という台詞に、ああ、これだ、と思いました。
確かに、強い者は相手との信頼関係など問題にせず、力関係でイニシアティブを取ります。
互いに初めてであれば、まず用心してかかり、その様子を見ながら信頼できるか否かを判断するのが一般かと思います。
不可逆的に解決したはずの問題をまたも反古にしようとする韓国が主催する冬季オリンピックに招待された安倍総理が出席することについて、
「間違ったメッセージを伝えることになる」
という批判があるにも関わらず、
「こちらの容認できないという考えを伝える」
という意図を示されたようですが、状況はどうあれ、
「呼ばれて出ていくのは弱いほう」
というのも、一般的なイメージではないかと思います。
そんな話を例によって例の友人に語りましたところ、
「キミの場合、呼ばれもしないのに出向いて行っては、先に信頼しているようなことをよく言うよね」