約18年間、犯罪被害者や遺族の権利確立を訴えてきた『全国犯罪被害者の会(あすの会)』が、6月に解散するという報道がありました。
刑事裁判において、被告人質問をすることができる被害者参加制度の実現に尽力し、被害者遺族をめぐる環境も一定程度整備されたことや、メンバーの高齢化が解散の理由になっているようです。
愛知県では、夫から暴力を受けていると警察に相談していた女性が、その夫を殺害した容疑で逮捕されたという報道がありました。
被害者が加害者になったというケースかと思います。
被害者が加害者になり、加害者が被害者になるという現代社会で、犯罪被害者の会はまだまだ必要なのではないかと個人的には思いますが、
「だったら存続できるように自分が動くべきではなのいのか!」
と言われますと、幸運にも今まで大きな犯罪の被害者にも加害者にもならずに生きることができていたアタクシは、ただただ恐縮するばかりであります。
こんな話を例によって例の友人に話しましたところ、
「キミの場合、知らぬ間に自分が加害者になっていることに気がついていないだけじゃないのか?」