ジョン・ファーンドン氏の『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせる」入試問題』(訳・小田島恒志氏 小田島則子氏 河出文庫)を買ってしまいました……
日本の大学とはまったく発想の異なる入試問題がずらりと並んでいる書籍のサブタイトル、
《あなたは自分が利口だと思いますか?》
に、思わず、
「利口やったら、こんな人生、送ってしまへん」
と、ついツッコミを入れて読んでみましたら、かのワーズワース氏の姪御さんであるエリザベスさんの、
《もし善良な人がみな利口なら、
もし利口な人がみな善良なら、
世界はもっといいものになる
〜中略〜
善良は利口に厳しすぎる、
利口は善良に失礼すぎる。》
という詩が、解説の最後に記されていました。
自分が利口でないと同時に、善良でもないことに気がついてしまいましたが、だからこそ、アタクシは、利口に厳しいことは申しませんし、善良に失礼なことはいたさない人間であると……
え?
(それは誰からも厳しいことを言われたくない、失礼なことをされたくない、っちゅうことやろ!)