筒井康隆先生の『創作の極意と掟』(講談社文庫)は、古今東西の創作の方法に触れながら、実験的創作法についてもたっぷりと解説されています。
『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題』(ジョン・ファーンドン氏 訳・小田島恒志氏 小田島則子氏 河出文庫)を、拙グログにて毎日取り上げてみましたのも、筒井康隆先生の足もとにも及びませんが、実験的試みのつもりでござい……
え?
(ネタに困ってただけやろ!)
確かにそうした面がなかったと断言はいたしません。
実はアタクシ、創作の方法として、自らに何を問いかけるのか、という点が重要ではないかと思っております。
新人賞などの選考委員の方が求めていらっしゃる作品について述べられることの一つが、
〈これまでにない新しい小説〉
でありますが、それに欠かせないのが、
〈作者自身が抱えるテーマ〉
でなければいけないということのようです。
そのテーマについて必要なことが、
〈自らに問いかけること〉
であるかと思います。
ただ、うっかりいたしますと、そうした質問を自分の中から生み出すことのないまま、創作に臨んでしまいそうになりますので、拙ブログにてちょいと試してみたような次第でございます。
ちなみに、
「実験は成功したのか?」
と問われましたら、
「実験に失敗はつきものでございます」
とお答えするしかないような次第で、こんな話を例のよって例の友人に話しましたところ、
「キミの場合、人生において成功した試しはなかったよね」