『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題4〜《誠実は法律のどこにおさまるでしょうか?》

『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題』(ジョン・ファーンドン氏 訳・小田島恒志氏 小田島則子氏 河出文庫)に掲載されている、

 

《誠実は法律のどこにおさまるでしょうか?》

 

には、

 

囚人のジレンマ

 

という、ゲーム理論が記されています。

 

逮捕されて別々に収監された二人の容疑者に、警察が取引を持ちかけます。

相棒を裏切って証言した場合、証言した方は釈放され、裏切られた方は10年の禁固刑に処されます。

二人とも黙秘を続けた場合は、どちらも禁固六年。

双方ともに裏切って証言した場合、二人とも禁固5年の刑に処せられます。

さあ、あなたはどうしますか?

 

この場合、裏切ると、相棒が裏切らなければ釈放され、どちらも裏切ればもっとも軽い禁固5年で済みますから、自分のためには裏切るのがよいということになります。

 

これとは別に、うろ覚えで申し訳ありませんが、昔、参加した研修で、

 

こちらがパーを出して相手がグーを出した場合、こちらは5点を得て相手には得点が入りませんが、相手がチョキを出したら、こちらはマイナス5点。

こちらがチョキを出して相手がパーを出したら、こちらに4点が入って相手は0点になりますが、相手がグーなら、こちらはマイナス5点です。

同じく、こちらがグーを出して相手がチョキなら、こちらの得点は3点。相手はやっぱり0点ですが、相手がパーを出していたら、こちらはマイナス5点です。

ただし、双方ともにチョキかパーのあいこだったらどちらもマイナス1点になりますが、グーを出してあいこなら、お互いに1点を得ることができます。

このルールで10回ジャンケンをするとしたら、さあ、あなたはどうしますか?

 

みたいな問題を出されたことを思い出しました。

 

ウィンワインの関係を築くためには、相手を信じてすべてグーを出そう……

 

てな感じだったと思いますが……

 

誠実とも法律ともオチとも関係ないことになってしまいました……