蟷螂の斧は組織改革の切り札になるのか……

企業の不祥事が報道されるたびに、組織の構造的問題と論評され、組織改革が急務であると批判され、実際に組織改革に取り組む企業もあるかと思います。

ただ、組織改革を行う、と上から号令をかけても、

「現場のことが分かっていないのに……」

なんてことが囁かれながら、なかなかうまく運ばない、というケースも少なくないのではないかと思います。

 

組織改革が行えるのは、トップ、上層部に限らないのではないかと思います。

 

「現場のことが分かっていない改革なんて……」

と言って何もしないのではなく、上層部とは違う視点で感じた問題に、自分のできる範囲で取り組むと、案外それが周囲によい影響を思して、結果的に組織改革につながる場合もあるのではないかと思います。

 

でも、

「所詮は蟷螂の斧……」

かもしれません。

 

確かめたわけではありませんが、たとえば、NHKの『おはよう日本』の各コーナーでちょっとしたジョークが交わされるようになったのは、高瀬耕三アナウンサーの存在が多きいのではないかと思います。

NHKのバラエティ番組で、プロデューサーが派手な法被を羽織って登場するのも、上意下達の発想ではなく、現場からの発想だったのではないかと感じています。

 

蟷螂の斧こそ組織改革の切り札かもしれません。

 

なんて書きました拙ブログは、正真正銘の蟷螂の斧でございます。

                                   デンデン