今日の『サワコの朝』(MBSテレビ)のゲストは、V6の岡田准一さんでした。
V6の…… というよりは、俳優の…… といった方が、今ではいいかもしれません。
岡田さんは母子家庭で育ち、自分はどんな大人の男になるのか、という自問をされていたそうです。
恥ずかしながら、アタクシ、そんなことを爪の先ほども考えたことはありませんが、
「アタシの人生はいったいなんだったんだろう……」
なんてことを考えることもありません。
おそらく、そんなことを考えるのは人間だけで他の静物はそんなことを考えることなく、ただ生きているように思いますが、つまり、アタクシは、人間よりはむしろ他の生物に近い生き物ではないかと、ふと、思いました…… いえ、なんとなくそうかな、と感じていたことが明確になったと言った方がいいかもしれません。
ついでに、
「自分はいったいは何者だろうか……」
と考えるより、岡田さんのように、
「自分はどんな大人に、あるいは男になりたいのか……」
を考えた方が、生きやすいのではないか、てなことも思ってしまいました。
さらに、
『我思う故に我あり』
なんて言葉まで連想いたしまして、
「これって、やっぱり人間以外の生き物は考えないよな……」
「でも、『我思う故に我あり』が自己存在の証明の第一になるとして、そこに不安のある人は、他者からの認知がないと生きていけないのかも……」
「もしそうだとすると、他者との関係を自己の存在認知の手段として考えることも可能で、そうなると、自分は何者かと自問するよりは、自分はどんなほにゃららになりたいかと考える方が、やっぱりよかったりして……」
「いや、それも結局はその場の凌ぎの発想でしかないのかな……」
「まあ、こんなふうに思考が行き詰まったときには、しばらく人間をやめて……」
なんてことを例によって例の友人に語っておりましたら、
「キミの場合、やめる前に先に人間になるべきじゃないのか」
デンデン