悪魔に魂を売ったミュージシャン

今夜、お馴染みの大阪千林にございます伝楽亭にて、毎月恒例の、東京の女流講談師、神田陽子先生の講談会が催されます。

神田陽子先生の講談二席の間に、いつもはかかし師が落語を一席披露されていますが、今夜はアタクシが、『悪魔に魂を売ったミュージシャン・ロバートジョンソン』を口演いたします。

 

これは、伝楽亭の創設者、らくだ師の依頼でアタクシが書いたもので、元々らくだ師がおやりになるところを、アタクシがやることになった演目でございます。

よろしければ、皆様、お誘いのうえおいで下さい。

 

調べてみますと、歴史上、悪魔に魂を売却されたと言われる方は何人かおられるようで、神に対する悪魔という性質上、聖職者も売魂におよんでおられるようです。

 

どれほど努力しても、それだけの力も運も持ち合わせていなければ、悪魔に魂を売るしかないのかもしれませんが、これとても悪魔のお眼鏡に適わなければ、己の魂すら買ってもらえないということになるかと思います。

 

けれども、今夜の一席で、悪魔がアタクシの魂を買いにきてくれるかもしれません……