さいたま市の吉田一郎市議が、17日の市議本会議で、車いすを使っている伝田ひろみ市議を指して、ブルジョア障害者などと表現したそうです。
会議終了後、
「差別的な意図はないが、品がない発言で、不愉快に思った人がいたら申し訳ない」
と記者の取材に答えたそうです。
この吉田市議は、2月にも市側の答弁者に向かって、
「首吊って死ね」
などと発言したそうです。
多分、またいつか市議会で同様の発言をするかと思います。
本人は、
「差別的な意図はないが……」
と言った時点で、差別的な意図を認識しないまま、つまり習慣的に、ほぼ無意識に他者を差別している人間であるということに気づいていないということではないかと思います。
それを、
「品がない発言」
と言い換え、
「不愉快に思った人がいたら……」
と、仮定の話に見せかける話法を使う者は、卑怯者と相場が決まっています。
また、不愉快に思う人がいなかったら謝罪しないという受けとり方もできます。
それを言われた人がどんな気持ちになるのかということさえ、想像できない鈍感な人間です。
自分の差別意識に気づかず、言い換え、見せかけ話術を駆使する卑怯者を、いつまでも市議にしておくのは、さいたま市の損失以外の何物でもありません。
その人がどんな言葉を使うか、という点を押さえればその人物がどんな輩か見当がつく好例です。
もちろん、言いながら、自身を振り返っております……