『珍落語の会』レポート

昨日、いつもの千林は伝楽亭にて、櫻鶯亭蝶松師主催の『珍落語の会』が開かれました。

プロでもあまり口演しない、つまりめったにお目にかかれない珍しい落語が聞けるという、貴重な会でした。

 

チラシには、〈⚫️⚫️⚫️息子〉や〈おもい⚫️⚫️〉、〈ハン⚫️⚫️〉〈茶漬け⚫️⚫️〉〈⚫️⚫️根問〉〈⚫️⚫️買い〉など、当日行ってみないとタイトルの伏せ字がわからないという趣向でしたが、アタクシは、最後のさらら亭文月嬢の、〈人形買い〉を見たくてまいりました。

ネタおろしとおっしゃりながら、30分に及ぶ熱演は、ネタおろしとは思えないほどでございました。

 

面白かったのが、魚+春亭美猫嬢の〈おもいで屋〉で、これは桂枝雀師匠がお創りになった落語で、ちょっとしたファンタジーのような雰囲気もさることながら、こんなオチもありかと、目から鱗の落ちる噺でございました。

 

その他、〈浄瑠璃息子〉〈ハンカチ〉〈茶漬け間男〉〈口合根問〉でした。

いずれも芸達者な皆さんの高座で、それだけでも十分満足できる落語会でした。