政治家としてのけじめとは何ぞや?

桜田五輪相が、辞任しました。

被災者の気持ちを傷つけた発言をしたことについて、

「政治家としてけじめをつける」

との理由だそうですが、政治家というのは、何かとあると、

〈政治家としてけじめをつける〉

と口にされますが、この桜田大臣に限らず、それで大臣だとか党の役員だとかすぐに職を退きはしますが、それですぐに政治家を辞する方はいらっしゃいません。

 

中に、陥れられたけれど選挙で改めて信を問うために辞職して当選を果たすなんて人もいらっしゃいますが、おおかたは職業を失いたくない、というところが心底にあるようにも思います。

 

政治家の他にも、警察官だとか教師だとか、高い倫理観を求められる仕事もありますが、これも日々の糧を得るための職業としか見ていない御仁も少なくないのは、その人の問題があるのではなく、人間という生命体が持つ宿命のようにも思います。

 

ですから、もし、政治家である前に、警察官である前に、教師である前に男であり女であり人間であると彼らを擁護する考え方があるとするならば、人は皆人間としてのけじめを考えなければならないのではないかとも思います。

だとしたら、大臣は政治家としてではなく、人間としてのけじめを示さなければならないのではないでしょうか……

 

などと、またしても自分のことは棚に上げて書いてしまいましたぁ〜。

 

ぼか! どす! ごん!