地下鉄のオペラ歌手

アメリカ、ロサンゼルスの地下鉄のホームで、プッチーニのオペラの名曲を歌っていたホームレスの女性、エミリー・ダモルカさんの動画が投稿されて、その見事な歌唱がたちまち話題になったという報道がありました。

ダモルカさんは、三年前までバイオリンを演奏するなどして生計を立てていたそうですが、そのバイオリンを盗まれるなどしてホームレスになったそうです。

いきさつを知った男性が、彼女のためにバイオリンを買う資金を募ったところ、日本円で300万円ほどが集まったそうです。

 

『芸は身を助く』

とか、

『捨てる神あれば拾う神あり』

とか、

『チャンスは必ず訪れる』

とか、

『人生捨てたもんじゃない』

とか、そんな陳腐な言葉で語りたくない、お話です。

 

「ああ、よかったな」

そんな思いをさせてくれる。

ただ、それだけで幸せになるような話……

 

そういう話が、もっと世の中にあればいいなと思いますのは、アタクシででしょうか……

 

ダモルカさんが、よりよい人生をおくられることを願います。

 

10月1日から始まる!

今日から消費税が10%に上がります。

ただ、ポイント還元でちょいとお得ですよ、てなこともあるようです。

 

調べてみましたら、2003年(平成15)に10月1日にTポイントカードが誕生したことにちなんで、10月1日は、株式会社Tポイント・ジャパンによって『ポイントカードの日』に制定されているそうです。

消費税が上がる日に、ポイント還元ができるポイントカードの記念日になっているとは、また粋な……

 

2001年(平成13)10月1日に『確定拠出年金法』が試行されてたことを受けて、確定拠出年金教育教会によって、10月1日は『年金の日』に制定されているそうです。

そんなことも意図されて、この日に増税ということになったのでしょうか……

 

十と一を組み合わせて土になるというところから、現在の国土交通省も記念日に制定しているそうです。

 

また、十をトと読ませて一をイとして、トライという語呂合わせで、

「何かにチャレンジする日」

にもなっているそうです。

 

10月1日を独立記念日と制定している国もいくつかあります。

 

プロ野球では、今日から戦力外通告が始まりますが、毎年、合同トライアルで他球団に移って活躍する選手も少なくありません。

 

さてさて、今日から何がどうなるのでしょうか……

いくつかの国は、10月1日を独立記念日としているそうです。

〈いいね!〉〈いいの?〉〈よくねえぞ!〉

フェイスブックは、ほかのユーザーの共感を示す〈いいね!〉の数を表示しない試験的な取り組みをオーストラリアで始めたそうです。

 

韓国の文大統領は、チョ法相の家族を巡る疑惑について捜査を進める検察のトップに、

「国民から信頼荒れる権力機関になるための案を早急にまとめてほしい」

と指示したそうです。

 

チョ法相の件も影響したのか、最近では反日でもより反文デモが増えたという報道も見られます。

 

不支持率が増えて支持率が下がってもいるそうですから、〈いいね!〉が減って〈よくねえぞ!〉が増えているようなもんでしょうか……

 

日本では野党が統一会派を組んで論戦力を高めようてな報道もありますが、こちらには、〈いいの?〉を差し上げたいと思います。

 

〈いいね!〉〈いいの?〉〈よくねえぞ!〉

 

てなぐあいに、オーストラリアに限らず、世界中でいくつか並べてみるという試みもついでにやってみると、それぞれの国で面白いことになりそうな気がしますが、いかがでしょうか?

 

〈面白くねえぞ!〉

 

そうですね。

〈面白くもなんともねえぞ!〉

なんてのも加えるべきですね……

思考実験・不安な心理カウンセラー

山口県岩国市立の小学校と中学校で、スクールカウンセラーが、心理プログラムの一環として、「多数の犠牲を防ぐためには一人が死んでもいいのか」を問う思考実験『トロッコ』問題を資料にした授業を行って、保護者から「授業に不安を感じている」という思いが寄せられたと毎日新聞が報じています。

 

「ブレーキのないトロッコがこのまま進むと、その先にいる五人が犠牲になるが、切り替えポイントのレバーを引いてトロッコの方向を変えるとそちらにいる一人が犠牲になるが、あなたならどうするか……」

 

という問題は、元々、ハーバード大学のサンデル教授が行った講義で出題されたもので、NHKの『白熱授業』で話題になった問題です。

 

本来、成人に向けて考えられた問題ですから、これを、

「朝はご飯かパンか、どっちがいいか?」

「住むなら一軒家かマンションか、どちらがいいか?」

て日常的なことを題材に意見を交わさせている小中学生に、たとえ資料として各自に答を求めないにしても、

「そんな無茶なことしたらあかんで!」

なんてことに、思い至らない心理カウンセラーなんて、どんなもんでっしゃろ……

 

流行りの思考実験を己がしてみたかっただけで、どんな心理プログラムを組み立てていたのか知れたものではありません。

ましてや、子供らに心を平安に保たなければならない心理カウンセラーが、子供や保護者の心理を不安にさせるなんて、洒落にもなりません。

 

プログラムや授業の内容や資料については、学校側と事前に協議し、学校は確認してくはずだったそうですが、これを怠っていたそうです。

 

以前、学校カウンセラーの資格をお持ちの先生がいらっしゃいましたけれど、失礼ながら、

「御自分が先にカウンセリングをお受けになったほうがいいのでは……」

などと思っておりました……

 

また、

「プロだから任せておいた」

という言い訳は、自分たちの怠慢を糊塗しているに過ぎないと思います。

 

などと、またしても自分のことは棚に上げて書いてしまいました……

ごめんなさい。

ラクゴを止めるなin伝楽亭2レポート〜落語氷河期〜

昨日、『ラクゴを止めるなin伝楽亭2』に、初めて参加いたしました。

 

きさ馬師、かかし師 遊人師とアタクシ、四人が、お客様からいただいた三つのお題を入れ込みながら、一人十分プラス五分で前の人の噺を受け継ぐリレーでラクゴを60分間続けるという、まあ、これも遊びでございますが、ルールもようわからんまんま出ましたら、

「なんや、場面、変えてええんや!」

「歌、詠ってええんや!」

ということを学習いたしましたから、アタクシ、前のきさ馬師の、地球人を滅ぼそうという宇宙人の会話をスナックで横で聞いていた客が、昔懐かしピアノの演奏で歌を歌う形にして、二曲詠いましたら、もうそれだけでお時間となってしまいました。

 

「そんなもん、落語やない!」

というお叱りを受けながら、それでもこのリレー落語に付けられましたタイトルが、

『落語氷河期』

でございます。

 

お客様からいただいたお題は、『でんわ』『がくふ』『ていし』。

かかし師は、古典落語てんこ盛りで噺を続け、きさ馬師は地球人を滅ぼそうとし、アタクシも含めて好き勝手なことをやった後始末として、ちゃんとした落語にもどそうと奮闘したのが、一番若い遊人師でした。

 

もちろん、またお声をかけていただければ、アタクシ、歌いに……、いえ、噺を続けたいと思います……

 

とっても楽しい企画に参加させていただき、きさ馬師、かかし師には、感謝しております。

 

そうそう、今日は池田の『社会人落語チャンピオン決定戦』予選日です。

みんながんばってね〜!

台湾の大型書店開店で人生に影響を与えるような本と出会う……

若者を中心に人気を集め、およそ50店舗を展開している台湾の大型書店、誠品生活が、今日、27日、東京日本橋にオープンすると、NHKNEWSWEBが報じています。

 

「日本を含め世界で読書離れが進む中で誰でも気軽に入れる場所として、読書のきっかけを作ったり、訪れた人の人生に影響を与えるような本と出会える場所になればと思います」

と、謝月貴営業部長は語ったそうです。

 

よく、

〈人生に影響を与えるような本と出会う〉

ということが言われますが、読書離れが進むということは、自分の人生に影響を与える本と出会うチャンスを、多くの人が失っているということかと思います。

 

どちらかと言えば、功利的な考え方を示す実用書や人気作家、人物の著作など、〝売れる〟をキーワードとした書籍が多く、幅を利かせているようですが、案外、そうした歩行性も、読書離れに拍車をかけているのかもしれない、とふと思いました。

 

〈自分の人生に影響を与えるような本〉

 

との出会いは、

 

〈自分の人生に影響を与えるような人〉

 

との出会いと同じぐらい大切ではないかと思いながら書店に……

 

なんて話を例によって例の友人に語りましたら、

「キミの場合、本に口説かれているんだよね」

 

 

瀬戸内寂聴先生の『求愛』!

瀬戸内寂聴先生の『求愛』(集英社文庫)を買ってしまいました……

 

何が素晴らしいと言って、

「九十七歳で小説をお書きになっている!」

というところですが、これが、初の〈恋愛小説集〉で、短編、というよりもショートショートが30編も並んでいるところでしょう。

 

書店で思わず手に取って、中の一つ『』に目を通し、うっかり井上荒野さんの、

〈読んでいて落ちつかなくなる〉

から始まって、

〈楽に読めない、安心して読めない、読んでいると消耗する。〉

〈読者レビューで、自著について「サクサク読めました」と書いてあるのを目にすると(中略)ーがっくりする〉

と続く解説を読んでしまっては、もういけません。

 

素敵な女性に二人掛かりで口説かれては、アタクシでなくても、無駄な抵抗はできなくなるのではないでしょうか……

 

まだ、すべて読んではいませんが、男と女、人間の性と人生を知悉し、なお練達の、いえ、そうは見せない技量があればこその作品集だと、アタクシ、ただただ感嘆するばかりでございます。

 

ああ、現実にも、こんなふうに素敵な女性に口説かれてみたい……

 

ぼか! どす!ごん!