常識を360度覆す困難

『常識を覆せ』

とはよく言われますが、それが簡単ではありません。

 

かつて新撰組といえば敵役と相場が決まっていましたが、今では新撰組にそんなレッテルを貼っている人はいません。

子母沢寛さんや司馬遼太郎さんら、作家の尽力によって常識が覆された典型的な例だと言えます。

 

同様に、戦国の梟雄、松永弾正久秀さんのイメージを覆したいと考えていますが、一朝一夕にできることではありません。

 

職業柄《添削》についてのイメージを覆したいと思い、原稿を書いて出版社に売り込みましたが、なかなかうまくいきません。

文章の書き方に関する書籍が書店にあふれているは、相変わらず書くことを苦手とする人が多い証拠です。

だったら、視点を変えて指導する側の《添削》の改革を図ればいいのではないかと考えていますが、《添削》とは誤字脱字を指摘するものだというイメージが定着しているようで、わざわざ《添削》のために本を買おうというニーズがないように思われているのかもしれません。

 

一つ、常識を覆すことができれば世の中が変わることは歴史が証明しています。

それが新しい市場を開くことも、多くの人は十分にわかっていらっしゃるはずです。

ただ、にもかかわらずなかなか覆されてくださらないのは、それまで拠り所としていたものを失うリスクがあるせいかとも思います。

 

でも、もしそうならお願いします。

ひょいっと覆ってくださると、アタシとしては助かります。

 

(え? アタシがもう少し覆ると、元に戻るって……)

 

それは、ガッツ石松さんの、

「360度、視点を変えろ!」

ってことですか?