まだ仕事をしているスタッフに向かって、毎日、
「お先に失礼します」
と言って人より早く帰るとにやや後ろめたさを感じている人がいらっしゃったら、会社を出るときの挨拶を少し変えてみるといいかもしれません。
たとえば、月曜日には、
「(両手を羽ばたかせて)かーかー…… カラスが鳴くからか〜え〜ろ〜」
火曜日、
「(四つん這いになって)げろげ〜ろ…… カエルが鳴くからか〜えろ〜」
水曜日、
「(小指を立てながら)えー、今日はちょいと野暮用で…… へっへっへ……」
木曜日、
「良い子は道草食わずに早く帰ります」
金曜日には、
「シンデレラは早く帰らないといけません。そうしないと、私がカボチャになってしまいます」
いずれも場合も、
「ちゅらちゅらちゅらちゅらちゅらちゅらら〜」(ロシア民謡)
てな歌なんかも口ずさんで帰ると、あなたの後ろめたさを軽減することができるということは、アタシが我が身をもって証明しておりますが、日ごとに職場での居場所が確実になくなっていくかのように、アタシの周囲の空気もどんどん冷たくなっていきましたので、安易に〈誰よりも楽しく誰よりも早く毎日帰る〉なんてことは、お勧めできません……
でも、、居辛くなったらなったで、また早く帰れます!
(そんなことをほざく暇があったら、仕事せんかい!)
「ちゅらちゅらちゅらちゅらちゅらちゅらら〜」