漫画を描くのが好きな人と漫画を描くのが楽しい人と漫画を描くのが面白い人とでは、誰がプロの漫画家になれるのでしょうか?
多分、好きだいう人は、漫画を的な絵(イラスト)を描いていると嫌なことを忘れていられる……
という一面を見いだしているのではないかと思います。
楽しいという人は、自分で工夫することができる人かもしれません。
でも、プロになると制約があって好きなように描けなかったり、あるいは煩わしい人間関係もあって心から楽しめなかったりするのではないでしょうか……
ただ、制約や煩わしい人間関係があっても、それはそれで面白い、と思える人なら、プロとしてやっていけるのではないかと思います。
野球は好きだけど、試合は楽しいけれど、練習は嫌い、という人は一流のプロ野球選手として名を馳せることはありません。
子供が好きだとか子供と遊ぶのが楽しいだとかいうだけでは、仕事を続けることはできません。
それに関わるすべてを面白いと感じられるかどうかというところが、その道で生きられるか否かの分岐点になるかと思います。
「でも、キミの場合……」
「みなまで言うてくださるな。三題噺やら小説やら、その他いろいろ面白がってやってはいるけど、何一つモノになっていない、とかなんとかおっしゃるんでしょ」
毎度、オチがどうなるかわかっているなら、例の友人に話さなきゃよさそうなもんですが、どんなツッコミをされるのかと考えると、これがまた面白くてやめられないんですよね……