添削の極意と見せかけ宣伝か……

大学生に、高校時代、添削されたことによって、自分の文章力が向上したと思うか、という問いかけを講義中に行うと、向上したと明言する学生はほとんどいません。

それでもわずかに向上したという女子学生に聞きましたところ、添削してくださった先生が、かなり熱心だったようです。

つまり、赤ペンを入れて直しただけではなく、書くための考え方や構成、問題の提起のやり方、例示、対比、反対論、その打ち消しなどを用いてどのように本論を展開し結論を導くか、という指導をその先生が実践なさっていたということです。

 

それだけの力量と熱意、さらには時間をどのように捻出するか、という点が重要だということになります。

が、同時にそれらが却って効果的な添削指導を妨げる要因にもなっています。

ただ、ある程度それをなんとかすることができれば、先生方の不安と負担、労力の軽減につながるばかりか、学生の文章作成能力の向上に寄与できるのではないかと思います。

ということで、

『志望理由書&小論文添削セミナー』

を開催いたします。

 

4月2日(土)には、千林の伝楽亭にて『第3回三題噺の会』を開きます。

 

特に予定はありませんが、『落語DEユーモアコミュニケーション』と『大喜利セミナー』なんてのもできますので、そちらもよろしく!

(なんじゃい、宣伝ばっかりやないか〜!)