中学生の頃、成績優秀だった男性が同じクラス内の、お笑い集団のようなグループに首を突っ込んでいたそうです。
どうしてそうしたのかというと、当時、その方は周囲から優等生と見られていれ、それから逃れたという思いがあったからだそうです。
親の強い希望で中学受験を経験されて、その後、食が細くなって体重が30キロぐらいになったという女性は、
「自分は自分のままでいいんだ」
ということに、あるとき気づかれたそうです。
自分を変えたいと思っている人は少なくありません。
一方で、
「世界に一つ〜」
とか、
「ありの〜ままで〜」
とか、今の自分のままでいいんだというメッセージが込められた歌が大ヒットしました。
自分を変えたいという人は、他者にどう見られているかというところが気になっているのではないかと思います。
世の中には、
「これがアナタの改善点」
とか
「ここがキミの問題点」
とか、こちらが頼んでもいないのに御親切に指導してくださる方がいらっしゃいますが、自分を変えたいと思てしまっていらっしゃる方の多くは、そんなとんでもなく有り難いお言葉に翻弄されているのではないかとも思います。
ですから、もし自分を変えたいと思うなら、他者の目を気にせずに、自分はこのままでいいんだと、そう考えるだけで十分に自分を変えることができるのではないかと思います。
「アタシは別に他者の視線なんか気にしなていないし、今の自分のままでいいと思っているから、自分を変えようなんて気はこれっぽっちもない」
「そこを変えないと、キミの人生はこのままだよ」
「それは困る……」
という、例の友人との会話をオチにするところも変えたいところですが……