次に繋がるずっと糧

プロ野球や大相撲の中継番組を見ておりますと、

「明日に繋がるように、ここで1点、入れておきたいところですね

とか、

「今日の負けは、明日に繋がりますよ」

とか、解説の方が口にされます。

 

これは、今日は負けてしまったけれど、これは明日の勝利に繋がる敗戦、つまり、今日の敗戦は明日の糧になる、ということかと思います。

 

それなら、最下位だった今シーズンは来シーズンに繋がることもあり、今場所、負け越しても来場所は勝ち越せるということになります。

 

これを人生に当てはめてみますと、今日はうまくいかなかったとしてもそれを糧とすれば明日はうまくいくということになり、今月はだめでもそれは来月の糧になり、何をやっても失敗ばかりだった今年もそれを糧に来年は成功する年にすることができる、という解釈が成り立つということかと思います。

 

ただ、これは、短期的に捉えてはいけない考え方なのではないかと、最近、考えるようになりました。

 

もっと長期的なスパンで、たとえば五年単位、十年単位で企業が戦略を立てるように、我々も、この五年、十年がうまくいかなかったとしてもそれが糧になるのだ、と考えることができるということです。

 

それを例の友人に話したところ、

「キミの場合、来世の糧にしないといけないよね……」