先ほど、朝6時のNHKのニュースで、アメリカ大統領選挙候補者、トランプ氏とクリントン氏が相互に、
〈イ◯チキ〉
〈ペテ◯師〉
と中傷合戦をしている、と具体的な言葉を出しながら伏せ字を使い、アナウンサーも、そこだけ発音しない報道をしていました。
もし、〈インチキ〉や〈ペテン師〉が日本の放送禁止用語になっているのなら、これらを外して報道することもできたのではないか、いや、NHKなら、伏せ字など使わずに放送すべきではないのか、と思いました。
民放では、バラエティ番組などの録画映像で不都合な部分には、
「ピー」
といった音声をかぶせるなどしています。
伏せ字は、かつて出版物に関して使われていましたが、現代の書籍で見かけることはありません。
いわゆる、有害図書と言われる出版物にも、伏せ字はみられません。……いえ、見られないのではないかと……
(なんで断定表現から推定表現に変えるんや?)
えーと……、つまり、それだけに、今朝のNHKのニュースには意表を突かれましたが、これからも、誰が見ても分かるようなこんな伏せ字をNHKが率先して使っていってくれたら、〈イ◯チキペテ◯師〉のアタシは、世の中、また面白くなるのではないかと、ちょっとだけ期待したい気分になってしまいます。