マクドナルドで水戸黄門の印籠を……

マクドナルドでクーポンを見せる三十代の男性に不快感……」

てな、若い女性の投稿が物議を醸しているようです。

それなりの理由があったようですが、彼女はそんなことになるとは思っていなかったようです。

 

最近、某金融会社の、

「〜って、常識になっているらしいよ」

てな、カードを売り込むコマーシャルを見かけて、アタクシは不快になりました。

本来は、常識という言葉を使うことで、より多くの顧客を取り込もうということを意図したコマーシャルだと思いますが、

「そのコマーシャルで宣伝されている顧客にならない輩は非常識な人間だ」

と、一方的に断定されているように感じてしまったからです。

 

カラオケでも、会員がよく店員にスマフォを見せていますが、こちらは、どういうわけか、それを見かけるたびに、

「ええい、控え控え! この紋所が目に入らぬかぁ! こちらにおわす方をどなたと心得る。恐れ多くも先の吹く将軍水戸光圀様であらせらるぞ。ええい、頭が高い! 控えおろう!」

「ははー」

なんてところを思い出します。

 

まあ、クーポンでもカードでも同じで、そんなことにいちいち目くじらを立てるなんてことはせず、お客がスマフォやカードを見せるところは、最後に水戸黄門が印籠を見せて悪家老やら悪代官やらを平伏させる場面のように見ていればいいかと思います。

 

(え? 不快? 『水戸黄門』を知らない?)

 

ええと、ご存じなければ、たとえば、学生証を提示するように、あるいは許可証や入場券を提示するように、クーポン券を提示……

(おい!)