日本の会議の典型は、国会かもしれません。
人がぎょうさん集まってる割には、座っているだけで、
「昼飯、何しよかな……」
「はよ、終らへんかな……」
てなことを考えてるか、こっそりの他のモンを見てるか、あるいは、わからんように居眠りをしているか……
テレビ中継されてまへんさかいに、そんな姿が全国に流されることはおまへんけど、『働き方改革』を言うなら、まず国会からではないかと、日経新聞では論じているようです。
『働き方改革』で未明まで協議して結局成果のなかった与野党に対して、
〈働き方改革逆行国会〉
と評した日本維新の会のコメントは、秀逸な表現だったと感心しております。
学級崩壊が問題になったときには、生徒に静かに人の話を聴く姿勢を身につけさせよう……てな御発言もあちこちから上がって、そしたら、
《隗より始めよ》
ということで、国会答弁中に野次は止めよう、なんて意見もあってしばらくは野次も収まったかに見えましたが、なかなかどうして、野次は国会名物だという意識が根強いようで、昨今、ハラスメント野次が新たな問題にもなっております。
行きつくところは、日本の会議を象徴する国会が改革改善されなければ、いくら『プレミアムフライデー』なんて小手先の手段を用いても日本の働き方、それに関わる会議は変わらないように思います。
民間では、立ったまま会議を行って成果をあげているところもあるようです。
ですから、国会でも質問や答弁を行う人だけではなく、全員が立ったまま審議に参加すると、意外な効果があるかもしれません。
なにより、見ている方も面白くなって、視聴率も上がるような気もします。
もちろん、会議の種類にもよるかと思いますが、まずは国会の、さらには各委員会の形態から考え直すところから始めるのがよろしいんやないかと存じますが、どないでっしゃろ……