高浜虚子先生の、
『去年今年貫く棒のごときもの』
の
〈去年今年〉
は、新年の季語です。
新年というのは、気持ちを一新するための方便であるということを、この句は表現しているのではないかと思うのは、アタクシが歪んでいるからでございましょうか……
ただ、数多の季語の中で、時間をつないでいるのは、この〈去年今年〉だけではないかと思います。
それだけに、これを使って俳句を作るのは難しいように思いますが、今年の仕事も今日で終わったことですから、〈去年今年〉でちょいと俳句を捻ってみたいと思います。
去年今年隣は何をする人ぞ
去年今年それにつけても金の欲しさよ
去年今年ああ去年今年去年今年
去年今年……
ぼか! どす! ごん!
失礼いたしました。
変わりなく過ごせる日々や去年今年
平成の終わる世間や去年今年
あの人を思い切れぬか去年今年
てな俳句はいかがでござい……
ぼか! どす! ごん!
やっぱりあきまへんか……
ほな、今日もところはこれにて失礼いたします。