《陰徳を積む》
は、
〈人に知られることなく善行を重ねて行うことを意味する〉
言葉です。
そやから、
「わし、最近、陰徳を積んでます」
てなことを自ら吹聴して回ってたら、陰徳を積むことにはなりません。
と言うてたら、なかなか陰徳を積もかてな御仁もいらっしゃらないのではないかと思います。
そのせいかどうかは存じませんが、陰徳を積むと、
「霊的によいことがあります」
「心理学的ににもよろしゅうございます」
「成功しまっせ」
てなことが巷では言われているようでございますが、
《陰徳を積む》
とは、本来、人に知られないばかりでなく、称賛も含めた報酬を求めることもなく、ただ無心で、公共のため、また誰かのために行うべきことかと思います。
ですから、まったく無心で誰かのために何かかができるはずのないアタクシは、陰徳を積むことなく生きている次第でございます。
へへん!
それで、こんな毎日を送ることになっているということも言えるのではないかと、反省しきりの今日この頃でございます。