昨日、職場の友人と飛鳥寺に行きました。
御本尊は、日本最古の仏像と言われる、飛鳥大仏(釈迦如来座像)です。
よく見ますと、お顔がやや右を向いているように感じましたので、参拝客に説明してくださっていた、おそらくはボランティアの男性に尋ねてみましたら、
「書物に記述が残っている訳ではありませんが、聖徳太子のお住まいの方をご覧になっているようです」
と答えてくださいました。
順路に従ってまいりましたら、陳列されたケースの中に、一部破損した鬼瓦がありました。
〝鬼〟が人々に認識されたのは、確か、平安時代以降だと聞いたことがありましたから、飛鳥時代に、片方だけですが角の生えた鬼瓦が出土されていたことが、実に不思議で、それを友人に問いかけてみましたら、
「鬼瓦とは違うモノかもしれない」
と応じてくれました。
なるほど、後世の〝鬼〟のイメージは、元は〝鬼〟ではなかったのかもしれない、と思うと、また面白くなりました。
ちなみに、アタクシも職場の友人も、不埒な考え方をする輩でございますから、まともに受けとらないでください……