安倍総理が使われる言葉の代表が、
「愚直に誠実に」
かと思います。
「あなたは、誠実な人ですね」
「どんなことでも、あの人は愚直に取り組む」
個人的には、自ら口にする言葉ではなく、誰かを他者が評価する言葉ではないかと思っています。
小池百合子東京都知事は、独特のカタカナ語をお使いになって、それが小池旋風、あるいはブームの一助になっているように思います。
過去にも、カタカナ語を駆使して注目を集めた方もいらっしゃいます。
そんな方に対して、眉を顰める向きもありましたが、小池さんについては、ネット時代ということもあるのかもしれませんが、
「それはどのような意味の言葉か?」
と調べて解説する傾向が強いように感じます。
昨今、語彙力増強を謳った書籍が書店に並んでいるところから考えますと、多くの人に言葉に関心を持ってもらえる、という意味でいいことかもしれないと思います。
ただ、小池さんは、
「自分がどう考えるということより、他者がどう評価するか」
とも述べておられるようですが、
「シンプルイズベスト」
つまり、単純明快なところに人々が還るとしたら、案外、最後は安倍総理の言葉に軍配が上がるかもしれません。
念のために申し上げておきますが、選挙にはまったく係わりのない、言葉のお話でございますから、選挙の結果、
「小池さんの言葉が勝ったやないか!」
てな苦情はお寄せにならないように、お願いいたします。
チーン……