小池百合子さんと安倍晋三さんの言葉

安倍総理が使われる言葉の代表が、

「愚直に誠実に」

かと思います。

 

「あなたは、誠実な人ですね」

「どんなことでも、あの人は愚直に取り組む」

 

個人的には、自ら口にする言葉ではなく、誰かを他者が評価する言葉ではないかと思っています。

 

小池百合子東京都知事は、独特のカタカナ語をお使いになって、それが小池旋風、あるいはブームの一助になっているように思います。

 

過去にも、カタカナ語を駆使して注目を集めた方もいらっしゃいます。

そんな方に対して、眉を顰める向きもありましたが、小池さんについては、ネット時代ということもあるのかもしれませんが、

「それはどのような意味の言葉か?」

と調べて解説する傾向が強いように感じます。

 

昨今、語彙力増強を謳った書籍が書店に並んでいるところから考えますと、多くの人に言葉に関心を持ってもらえる、という意味でいいことかもしれないと思います。

 

ただ、小池さんは、

「自分がどう考えるということより、他者がどう評価するか」

とも述べておられるようですが、

「シンプルイズベスト」

つまり、単純明快なところに人々が還るとしたら、案外、最後は安倍総理の言葉に軍配が上がるかもしれません。

 

念のために申し上げておきますが、選挙にはまったく係わりのない、言葉のお話でございますから、選挙の結果、

「小池さんの言葉が勝ったやないか!」

てな苦情はお寄せにならないように、お願いいたします。

 

チーン……

インタビューここから〜高田延彦さんの教え〜

『失敗を恐れるな』

とよく言われますが、これは、エジソンが1000回以上失敗しても電球を発明したように、

『失敗は成功のもと』

『失敗は成功へのステップである』

といったイメージが、一般的にあるせいかと思われます。

それは、失敗の原因を知るということであり、また、自身を成長させ、人生の糧ともなる、ということでもあるかと思います。

 

今日のNHKの『インタビューここから』のゲスト、格闘家の髙田延彦さんのお話を伺って、別の意味合いもあるのではないかと思いました。

 

高田さんは、総合格闘技で同じ相手、ヒクソン・グレイシーに二度負けています。

一度目の敗戦は、相手のことを研究して挑んだ結果で、その敗戦をなかなか受け入れられなかったそうです。

翌年、また同じグレイシーと試合をすることになって、今度は自分のスタイルを貫いて挑んだそうですが、結果は、最初と同じ技で敗れてしまいました。

 

高田さんはグレイシーを、たとえば、宮大工の名人の上にいる匠よりも上の上に存在する、心技体が備わった匠、匠の中の匠、と称していました。

 

『失敗を恐れるな』

という言葉には、

《深く相手を、さらには己を知ることができる》

という意味があるように思いました。

 

これを例によって例の友人に話しましたところ、

「問題は、失敗を恐れず何事にも挑むキミが、結局、成功もしなければ己を知ることもなく、失敗を繰り返すことだよね」

《そこまで言って委員会NP》〜ドン小西さんの教え〜

本日の《そこまで言って委員会NP》のお題は…… いえ、テーマは、『斜陽産業に再び陽は昇るか』ということで、アパレル、外食、音楽、出版、家電の復興会議が開かれたあとで、いずれも、

「会議は暗礁に乗り上げた……」

というオチがついて、メンバーと専門家による言いたい放題というシナリオは、いつものように笑わせてくれました。

 

各産業を代表する専門家の皆さんの含蓄ある問題点の指摘や解決策には、さすが、と思いましたが、中でも最初にアパレル業界を代表して登壇されたドン小西さんの、

「イメージを作り上げた人間の勝ち」

「数字がイメージを支配している」

「ファッションとは、個性的に自分を表現するもの」

といったユニークな発言には、ただただ脱帽するばかりでございました。

 

ファッションとは、個性的に自分を表現するものであるはずなのに、現代は、数字がイメージを支配して服が作られているから、売る側の人間も、自分の感性ではなく、こんなモノが売れるだろうという判断している、という意味かと思います。

 

ネット時代の変化に呑み込まれたような感覚が否めないという点が、いずれの産業にも見られる共通点のようでしたが、それは、資本主義社会における、数字に支配されているというところが大きな要因になっているように感じました。

 

音楽プロデューサーの長岡成貢さんから、音楽業界の仕組みを一度壊したほうがよいという主旨の発言がありましたが、たとえ斜陽産業でも、イメージや仕組みを最初に作り上げた者が儲けているという点も、共通しているように思いました。

 

本日の《そこまで言って委員会NP》は、とてもためになりました……

 

(そら、どういうこっちゃ!)

本日のキーワード

毎日ブログを更新しておりますうちに、その日の新聞やテレビ、あるいはネットのニュースなどからネタを漁るようになりました。

漁っておりますと、妙に類似した事件や事故が複数報じられていたり、共通のキーワードがあったりします。

 

今日のサワコの朝の特別ゲストが、阿川佐和子さんの、30年来の親友である檀ふみさんで、テレビでは、30年前の連続養女誘拐殺人の犯人、宮﨑勤の取り調べドキュメンタリーが放送されます。

 

阿川佐和子さんと檀ふみさんが友達となった年に、日本の犯罪史上最悪とも言える事件が発生したわけですが、そんな符号を考え合わせますと、今日のキーワードは《30年》ではないかと感じております。

 

来年は、平成30年。

今日は、その予兆のような日ではないかとも思いながら、21時からの宮﨑勤の取り調べドキュメンタリーを……

 

(こら、今日、ブログで話題にしたゴルゴ13は、連載開始50周年やぞ! 葛飾北斎なんか……)

 

ズキューン!

ゴルゴ13と葛飾北斎

昨日から、大坂あべのハルカスで『北斎展』が、大坂文化館・天保山で『ゴルゴ13展』が開催されています。

 

いずれ両方に行こうかと思っておりますが、こんな催しがあるときはいつも一人ですから、この際、コミュニケーション術を扱った書籍に掲載されている、相手に選択させる方法を使って女性を誘ってみようと企ててみました。

 

エスかノーかの選択ではなく、イエスを前提した選択肢を並べるという方法です。

たとえば、

「一緒に食事でもいかがですか?」

でしたら、

「ノー」

と答えられたらそれでおしまいですが、

「フレンチにしますか、それともイタリアンにしますか?」

と言うと、相手はどちらかを選んで、デートができるというテクニックです。

 

「ゴルゴ13と葛飾北斎と、どちらに行きましょうか?」

「どっちもイヤよ」

 

「ゴルゴ13と葛飾北斎と、どちらに行きましょうか?」

「あたし、ハワイに行きたい!」

 

「ゴルゴ13と葛飾北斎と、どちらに行きましょうか?」

「あたしは葛飾北斎に行きから、あなたはゴルゴ113に行ってね」

 

「ゴルゴ13と葛飾北斎と、どちらに行きましょうか?」

「どちらにも行きたい! あなた以外の人と……」

 

「ゴルゴ13と葛飾北斎と……」

「あなたの用件は聞きたくない!」

 

「いや、だからゴルゴ13……」

「ズキューン!」

サワコの朝の300回と一畑電車の1000回

本日のサワコの朝は、放送300回を記念して、30年来の親友である檀ふみさんがゲスとしてお見えになっていました。

 

島根県一畑電鉄が実施している体験運転1000回を達成した男性の記事が報じられていました。

 

開店開業して十周年、三十周年という記念もイベントなんてのも、ちょいちょい見かけます。

 

公的であれ私的であれ、何かを継続して節目を迎えるというのは、実は人間にとって非常に重要なことではないかと思います。

 

働き方改革なんてことが言われておりますが、人間、改革しなければならないような働き方をつづけていると、あるいは老若を問わず閑居を余儀なくされてしまうと、ろくなことを考えなくなります。

どんなことであれ、100回、1000回と継続できることがあるということは、一般にイメージされている以上に、ろくでもない思考を遮断するのに有益なのではないかと思います。

 

拙ブログも、連続更新1000日を試みておりますことは、既に記しておりますとおりでございますから、これによってろくでもない思考を遮断……

 

え?

(遮断ではなく拡散してる!)

サワコの朝から〜檀ふみさん〜

今朝のサワコの朝(MBSテレビ)は、300回記念として、阿川佐和子さんの30年来の親友、檀ふみさんがゲストでおいでになっていました。

いつものサワコの朝と違って、教えや戒めの言葉なんかに関係なく、長く付き合っている気心の知れた仲のよい友達との会話を、傍らで楽しく聞いているという感じでした。

 

共通の番組に出演した縁から友達になったお二人ですが、社会人になってから、こうして長く付き合える友人が持てるというのは、実に素晴らしいことだと思います。

素晴らしいというよりは、羨ましいとさえ思います。

 

お二人の遠慮のないお互いのやりとりもさることながら、興味深かったのは、お二人のお父様のお話で、どちらも厳しくはあったけれども、娘への愛情も深かったように感じます。

 

もう一つ、感じましたのは、お二人とも、30年前はかわいらしく、楚々とした娘さんでしたが、今ではとってもステキな女性になっておられるところです。

 

魅力的な女性になる秘密が、垣間見えたようにも思いました。