『第12回東近江市芸術文化際・第3回能登川寄席』アンケート・レポート

主催者の近江家八景師は、必ずアンケートを実施され、滋賀県のお客様の多くが、丁寧にコメントを記してくださいます。

 

打ち上げでそれに目を通しておりますと、なるほど、田舎家かかし師を絶賛するコメントがたくさん見られましたが、三題噺ではなく、仲入り後に渚家初都師が口演されたグループホームを舞台にした『しあわせの館』に共感したというコメントがもっとも多かったように思います。

 

よし笛演奏のほっとらいんのお二人は、滋賀県内では人気のグループですので、ファンからのメッセージも多数ありました。

 

ずっこけられた八景師へのコメントもたくさんありまして、いずれも暖かいメッセージでした。

 

おおむね、好意的なコメントでしたが、

「やはりアマチュアに三題噺は難しかろう」

なんてのもございましたが、テレビで『落語のご』以外、プロが三題噺を演じている話を耳にするのは、まれでございまして、そうおっしゃる基準はどこにあるのだろうなどと思ってしまいました。

 

アタクシへのコメントは、

「間延びしている……」

というのがございまして、これは確かに自分でも承知しておりますが、

「みなさんの、三題噺以外のちゃんとした落語を聞きたい……」

なんて要望もちらほら見受けられましたが、それができないからアタクシは三題噺に特化してやっておりますので、それが世間様に知られないようにこっそり続けていきたいとも、密かに思いました。

 

ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。