昨日、ステキな女性、三人に誘われて、《ラ・ラ・ランド》(デミアン・チャドル監督 サミット・エンターテイメント)を観ました。
観賞後、
「女優として成功した彼女にチャンスをつないで応援した彼は、偏屈者として夢の欠片を握ったまま生きている…… 男としては、切ないような映画ですね」
と感想を述べましたら、三人の女性には、その見方が新鮮だったようでした。
また、映画の種類として、ミュージカル・ロマンティック・コメディ・ドラマ映画ということで、寡聞ながら初めて目にした種類の映画でしたが、
「こんな手法もありか……」
という感想も持ちました。
よくあるラブストーリー、サクセスストーリーを現実の軸にしながら、空想の世界と交差し、軽快な歌とダンスが入るという形は、楽しさを追求するアメリカ映画の発想でもあると思いました。
さらに、〈現実から遊離した精神状態〉という意味があるという《ラ・ラ・ランド》というタイトルが、エンターテイメントの本質を象徴しているというところに、改めて気づかされた映画でもありました。
これを例の友人に話しましたところ、
「キミの場合、精神状態はいつも現実から遊離したレレレのレやさかいなぁ……」