任期を残してお亡くなりになった翁長氏に哀悼の意を表します。
メデイアは、翁長氏の死去による沖縄知事選挙を、
《弔い合戦》
と報じています。
本来は、戦死者の仇を討つための戦い、という意味で使われている言葉ですが、最近では、現役の政治家が亡くなった直後に行われる選挙でよく使われるようです。
もう一つ、
《衣鉢を継ぐ》
という言葉も、選挙演説などで使われる言葉です。
師の教え、奥義を継承する、という意味です。
《弔い合戦》
に、
《衣鉢を継ぐ》
者が現れれることが理想ですが、衣鉢だけを受け取って肝心の教えはからっきしわかっていないとか、衣鉢の袖にすがっているだけとか、そんな輩に合戦に出てこられては、却って故人の業績に傷をつけることにもなりかねません。
ちなみに、〝衣鉢〟は〝いはつ〟〝えはち〟〝えばち〟と読みますが、
「それは、ニワトリの血を吸うという奴か?」
「そら、〝いたち〟でございます」
というのは、落語『宿屋仇』のくすぐりで……
え?
(そら、番頭の〝いはち〟や!)