全員野球内閣発足と戦力外通告

第4次改造内閣の顔ぶれがそろって、安倍晋三首相は、〝全員野球内閣〟と命名したそうです。

 

阪神タイガース西岡剛内野手ヤクルトスワローズ由規投手などが、いわゆる〝戦力外通告〟を受けたという報道がありました。

 

プロ野球で、〝戦力外通告〟をされた選手の去就に注目が集まる時期に、初入閣12名の〝全員野球内閣〟が発足したということは、それだけ〝戦力外通告〟を受けた大臣がいらっしゃった、ということかと思います。

 

売れない芸人が辞めて田舎に帰る、なんてのも、お笑い会における〝戦力外通告〟を自らに下したようなものかもしれません。

 

企業、団体でいちばん難しいのは、人事だと言われます。

 

入閣を待っている国会議員が何十人もいて、順番にポストを回そうなんて昔の発想をしていたんでは、すぐに政権を奪われてしまいます。

と言って、どんなに呻吟した組閣でも、どこからか文句が出るのはしかたありません。

それは、一般的な組織においても変わりません。

 

ただ、まあ、〝戦力外通告〟を受けたプロ野球選手でも、それなりに第二の人生を歩んでいるようですし、見ようによっては、辞めてよかった、てなこともあるように思います。

 

なんてことを能天気に書きながら、アタクシ自身も、

「あんた、来年、戦力外だからね〜」

てなことが告げられるかもしれない、そんな時期を迎えつつあります……