裁判長の言葉から

千葉県柏市で妻を殺害した夫とその犯罪を助けて死体を遺棄した母親に対する判決がくだされました。

その際の、地方裁判所の岡部剛裁判長の4分にわたる説諭が報じられています。

 

岡部裁判長は、被告い対して、

「妻があなたに対して攻撃的になったのは、愛していたあなたへのSOS」

「(娘に)もし会うことができたなら、『弱い人に寄り添える人になった』と言えるようになってほしい」

などと述べたそうです。

 

本当は弱いから、夫である自分に妻が攻撃することでSOSを発信していることを感得して寄り添う……

 

かなり難しい注文ではないかと思います。

 

確かに弱い人に寄り添える人になることは大切なことかもしれませんが、

「(息子のためなら)悪者になっても悪魔になってもいい」

と言って息子の犯罪に手を貸す母親に育てられていたとしたら、当人が弱い人間になってしまっていたのではないかと思います。

 

〈弱い人間が弱い人間に寄り添う〉

のが人の世かもしれませんが、どうすればいいのでしょうか……

 

それを考える前に、誰かアタクシに寄り添ってください……

 

ぼか! どす! ごん!