川崎市の映画祭で、慰安婦問題を扱った映画『主戦場』が上映中止になったと報じられています。
出演者の一部が、上映の差し止めるを求めた訴訟起こしたことが理由に挙げられているようですが、上映された場合、出演者として自身や家族に危険が及ぶ可能性を懸念した、ということなのでしょうか……
脅迫などで中止となった『表現の不自由展』もそうですが、こうした現象は、日本に新たなタブーが生まれようとしている表れ、と言っていいように思いますが、どうでしょうか……
言論の自由、表現の自由が保障されているがずの日本の代表的なタブーは、放送禁止用語です。
別に法律で規制されているわけではありませんが、放送禁止用語=一般に使ってはいけない言葉、と思っている方も少なくないのではないかと思います。
元々は、その言葉によって傷つく人がいるから、不快な思いをする人がいるから、という理由で、マスコミが自主的に規制しているということですが、誰かが傷つくことが、不快になることが、現代日本のタブーを生み出しているようにも思います。
表現は自由であるべきかと思いますが、危険を孕んだタブーとどう対峙するか、という点を見ないで、表現の自由をただ叫ぶだけでは……
ぼか! どす! ごん! べりべり!