〈北朝鮮のミサイル発射〉と〈横綱日馬富士引退〉報道

昨日、北朝鮮弾道ミサイルを発射しました。

 

また、大相撲で貴ノ岩に暴行を働いたという問題で、横綱日馬富士関が日本相撲協会に引退届けを提出しました。

 

双方ともに号外が出たようですが、夕刊にこの二つの記事が並んでいたのを見て,アタクシ、ゴルゴ13の日めくりカレンダーの言葉を思い出しました。

 

《死の恐怖…… 死の恐怖だけが我々を危険から遠ざけてくれる》

 

アタクシが見ました新聞のトップには、さすがにミサイル発射記事が掲載されていましたが、ニュースの重大性から考えれば、暴行事件による横綱引退記事がその横に並ぶのはいかがな思います。

そこに置くなら、横綱引退ではなく、北朝鮮からと思われる漂流船か、あるいは岸和田市長選挙にからむ現金授受問題ではないかと思いますが、いかがでしょうか……

 

朝早く、ニュースも見ないで仕事に出かけたアタクシは、北朝鮮のミサイル発射を職場で知ったようなわけですが、

「どうしてジェイアラートは鳴らなかったのか」

という話に、思わず、

「早朝から鳴ったら鳴ったでうるさいと言われるし、鳴らなかったら鳴らなかったで責められる代物なら、最初から作らなければよかったんや」

とツッコミを入れて、白い目を向けられてしまいました。

 

ゴルゴ13の言葉を知りながら、アタクシは危険から遠ざかることのできない愚か者です……

 

横綱日馬富士関引退〜誰が礼儀礼節を教えるのか〜

横綱日馬富士関が、貴ノ岩関に対する暴行事件のために引退しました。

 

今日の会見では、貴ノ岩関に、

「礼儀と礼節を教えるため」

と述べ、先輩、年長者といった者は、後輩に礼儀、礼節を教えるのは当たり前のこと、義務だという主旨の発言もあったようです。

 

報道によりますと、貴ノ岩関は師匠からモンゴル人力士の集まりには参加しないように言われていたそうです。

モンゴル人力士同士に関わらず、他の力士と親しくなると、土俵で情に出るからだという話ですが、もし、そうだとして他の力士との交際を極力避けさせつなら、礼儀礼節を教えるのは、師匠ではないかと思います。

 

さらに一部の報道によれば、貴ノ岩関は横綱が礼儀礼節について話しているときに、スマートフォンを操作した点を咎められたそうですが、目上の人が話しているときにスマートフォンを操作する日本の若者は少なくありません。

 

目上の人に限らず、話の最中に断わることもせずにいきなりスマートフォンを操作することが、相手に対して失礼であるということに、彼らは気がついていないということではないかと思います。

気がついていない若輩者に、それが礼儀に反するということを教えなければならないのは、その周囲にいる大人であるはずですが、昨今は、そんな礼儀知らずとトラブルになるのを恐れて、注意する人間は少ないのかもしれません。

 

酒席での暴行、という点に情状酌量の余地はありません。

今回の事件で、ムリ篇にゲンコツと書いて愛に弟子と読ませる大相撲の世界の古い慣習を問題視する方はたくさんいらっしゃるようですが、では、誰が相撲の精神である礼儀礼節を教えなければならないのか、という点に言及されている方は、まだ見かけておりません。

ただ、それを教えようとしていたのが、相撲の精神をもっともよく理解しているはずの日本人ではなかったというところが、アタクシにはなんとも皮肉に思えます。

 

そういうオマエは礼儀礼節とはいかなるものか知っているのか、と問われると困りますが……

え?

(ツッコミを入れようとしたところを、先に言うな!)

宮原知子選手完全復活優勝おめでとうございます!

フィギュアスケート、グランプリシリーズスケートアメリカで、左股関節の疲労骨折で休養していた宮原知子が、優勝しました。

 

報道によりますと、「体重が軽い方が飛べる」と考えて、食事を控えめにして体重を抑えていたそうですが、そのために骨が脆くなってなって疲労骨折という事態を招いたのではないかということで、休養中に栄養士についてもらって体重を増やしたそうです。

 

スポーツ選手に怪我はつきものですが、それをどう克服するか、いえ、克服するというよりも、その怪我をバネに新たな何かを見出せるか、という点に、アスリートの価値があるように思います。

 

フィギュアスケート男子の羽生選手も、きっと新たな何かをつかんで復活してくれるのではないかと思います。

 

他のスポーツでもそうだと思いますが、歯がゆいのが大相撲力士で、せっかく横綱となった稀勢の里関は、もしかすると、復活できないまま引退……なんてことになるのではないかとと、危惧しておりますが、杞憂であることを望むばかりでございます。

 

宮原選手は、今年のファイナルの第一補欠ということですが、ファイナルでもオリンピックでも活躍してもらいたいと、切に願っております!

三題噺・瞬間移動装置

昨日の奈良古々粋亭において開催いたしました落語会は、盛況のうちに終りました。

ありがとうございます。

 

アタクシがいただきました三題噺のお題は、

宇宙ステーション』『大阪マラソン』『引退』

でした。

 

大阪マラソン』で走るのはうまくないが、『宇宙ステーション』での宇宙遊泳、つまり泳ぐほうがいいという感じで、オチから考えました。

問題は、宇宙から大阪へどう舞台を映すか、というところでしたが、〈スタートレック〉に出ていた瞬間移動装置を思い出しまして、『引退』を迎えた宇宙遊泳のベテランが、瞬間移動装置で地球、それも大阪の自宅に瞬間移動装置を使って帰るはずが、設定のミスで『大阪マラソン』のまっただ中に移動させられ、そのミスに気づいた『宇宙ステーション』が彼を呼び戻すことにしました。

宇宙ステーション』にもどって、

「次に間違えるんやったら、プールにしてくれ」

「なんでや」

「走るのより泳ぐ方が得意や」

と落としましたところ、会場は水を打ったような静けさに包まれてしまいました……

 

盛り上がったのは打ち上げで、

《声が大きいからと言うて誠意があるとは限らん》

《プライドは高いのになんでそんなに自信がないんや》

等、名言あるいは迷言が飛び交い、二次会のカラオケはさながらちろり嬢やかかし師の独壇場となり、実に楽しい時間を過ごすことができました。

 

次は、来年4月を予定しております。

よろしく!

第52回北日本文学賞一次選考通過作品発表!

昨日、第52回北日本文学賞北日本新聞社主催)の一次選考通過作品が、北日本新聞社のウェブサイトに掲載されました。

 

国内外合わせて1284編の応募の中から一次選考を通過した430編の中に、拙著も含まれており、がっかりせずにすみました……

 

社会人になって10年ぐらいは、文学賞にもちょいちょい応募し、一次予選や二次予選を通ったこともありましたが、ここ20年ぐらいは応募をすることもありませんでした。

 

すでにご報告いたしておりますように、今年、小説現代講談社)のショートショートコンテストに入賞いたしましたのも、久方ぶりでございましたが、20年以上も書いていなかった小説を書くようになったのは、近江家八景師と田舎家かかし師に誘われて一昨年秋から始めた三題噺のおかげでございます。

 

二ヵ月に一回、あるいは三ヵ月に二回の割合で高座でこしらえました三題噺が、そのまま小説になったということはありませんが、脳みそがかなり刺激されたのはまちがいありません。

 

だからと言って、拙著が二次選考、三次選考と突破して受賞できるわけではありませんし、他に何かの役に立つということもありませんが、今日も、三題噺で脳みそを鍛えようと……

 

え?

(鍛えられるだけの脳も能もないくせに……)

サワコの朝から〜正司照枝さんの言葉〜&けさクロから〜エディ・ジョーンズさんの言葉〜

NHKおはよう日本』のけさのクローズアップで、ラグビー元日本代表ヘッドコーチ、エディ・ジョーンズが、高校生を指導される場面が放映されていました。

練習を見て、

「声はでているが、金曜日の居酒屋みたいだ」

とおっしゃったココロは、

「内容のある言葉ではない」

ということでした。

 

スポーツをやっておりますと、まず、声を出せ、と言われますが、

「コンタクトをとるための言葉になっていなければ、それは無意味な発声でしかないということをうまく表現されたな…… 今度どこぞで使わせてもらおう」

と感心しておりましたら、〈サワコの朝〉で、ゲストのかしまし娘正司照枝師匠が、

「みんなと酒は飲みません」

「どうしえですか」

という問いに、

「なんで私が人の話を聞かないかんの……」

 

なるほど、金曜日の酒場だ、と思いました。

 

ちなみに、正司照枝師匠からは、もう一つちょうだいいたしました。

普段は仲がよくても、漫才のとことなると、姉妹でよく喧嘩をされたそうで、そんなときに、

「外へ出ろ!」

と言われて、

「外は寒い……」

 

明日は、奈良古々粋亭で普通の落語会を午後2時から開催いたします。

アタクシだけ懲りもせずに三題噺をさせていただきますので、

「さっそく使えたらええかな……」

なんてことを思っておりますが、アタクシ以外は、みなさんちゃんとした落語をなさいますので、よろしければぜひお越し下さい。

砂丘から掘り出された〈ポケモンGO〉

鳥取県主催のスマートフォン向け〈ポケモンGO〉が、鳥取砂丘で今日から26日の3日間の予定で開催されたという報道がありました。

昨年7月に配信された〈ポケモンGO〉は、世界的なブームになっていましたが、一時的なブームで、夢中になっている人はもういらっしゃらないだろうと思っていましたが、どっこい、たくさんのユーザーが鳥取砂丘に集まったそうです。

 

つい先日、大相撲の横綱日馬富士関が貴ノ岩関に暴行を働いたのは、鳥取市内の飲食店で開かれた、鳥取城北高校出身の相撲関係者が集まりだったそうで、鳥取県は、今や大相撲力士の虎の穴のような存在になってもいるようです。

 

唯一、スターバックスが進出していなかった県として、スタバならぬスナバを開いたのも鳥取県でした。

 

砂丘での造形イベントでも、マスコミから注目されます。

 

ゲゲゲの鬼太郎》の作者、水木しげる先生の出身地である鳥取県境港市には、妖怪ロードが作られています。

 

名峰大山があり、ハワイならぬ羽合温泉があるのも鳥取県です。

 

珍獣ハンターで有名なタレントのイモトさんも鳥取の出身で、おそらく、他県にはないユニークな鳥取県を象徴するような的存在と言ってもいいかもしれません。

 

地理的に島根県と間違われる県でありながら、世の中にインパクトを与える県のように思われます。

 

無味乾燥に見える砂丘には、まだまだお宝が埋まっているのやも知れません。