ためしてガッテン!〜つながり〜

NHKの今夜の『ためしてガッテン!』は、

 

〈寝たきりにならないためにはつながりが大事だ〉

 

というお話でした。

 

仕事をしなくなるとたちまち人と接する機会がなくなってしまうという方は少なくないと思いますが、伝楽亭主催の城北迷人会には、九十歳を超えて高座に上がられる方がいらっしゃいます。

 

数年前に一人で始められて、今では数十人の人たちが参加する園芸グループを主催する御妙齢の女性もいらっしゃいます。

 

番組では、つながりシートなるものも用意して、友だちが何人いるか、てな項目もあるようでした。

 

伝楽亭に関わるアマチュア落語の中には、アタクシの後輩も何人かおりますが、みんな、先輩を先輩とも思わない後輩ばかりでございます……

 

友だちも何人かおりますが、アタクシが友だちだと認定しておりましても、彼らがアタクシを友だちと認定してくれているかどうかはわかりません……

 

毎年、複数の仕事を掛け持ちしておりまして、それぞれに良好な人間関係を構築しているつもりですが、なにしろ全部非正規雇用でございますから、頚を切られてしまいましたら、それまででございます……

 

ふと、ゴルゴ13の日めくりカレンダーが目につきまして、人とのつながり方も、一期一会でええように思いました……

 

アタクシの寝たきりになるリスクは、やっぱり高いかもしれません……

《組織的》と《体質》

森友学園を巡る財務省の決済文書改竄について、財務大臣は、

「組織的ではない」

とおっしゃたそうです。

 

調査報告の中で、改竄を主導した前国税庁長官と中核的な役割を担った理財局総務課長が停職をじゃじめ、関係者20人ほどが処分されたと報じられています。

 

《組織的》

 

の基準はどこにあるおでしょうか……

 

一つ、手がかりになるのが、

 

〈組織犯罪処罰法〉

 

ではないかと思います。

これに照らし合わせて考えると、

 

《組織的》

 

か否か判別できるように思いますがどないでっっしゃろ……

 

ついでに申し上げると、悪質タックル問題では、スポーツ界の、

 

《体質》

 

が云々されていますが、長年、その組織で培われてきたのなら、

 

《組織的体質》

 

と称していいようにも思いまんねんけど、どないでっしゃろ……

 

おまけで申し上げますと、ちょいちょいいじめに関わるアンケートやらメモやらが廃棄されいたことになっているようなことや、企業の製品の検査やら欠陥やらについての隠蔽などを考えますと、自治体や企業などにも、そういった

 

《組織的体質》

 

が存在するように思いまんねやけど、どないでっしゃろ……

 

そうなりますと、

 

《組織的体質》

 

と言うのは、実は、

 

《国民的体質》

 

なんやないかと……

 

ボカ! ドス! ゴン!

 

《目線》の使い方

〈国民目線〉

〈子供目線〉

〈上から目線〉

 

《目線》

 

という言葉は、

 

《視点》

 

とどう違うのか、と戸惑いを感じられる方は、少なくないようです。

 

《目線》

 

は、

〈カメラ目線〉

のように、元は、映画や演劇の世界で視線を言う言葉、いわゆる業界用語だったのが、一般的に使われるようになったようです。

 

元は視線と同意であったという点から考えますと、特にこだわらなくてもいいように思いますが、

 

《視点》

 

という言葉はあっても、〝目点〟という言葉はありません。

 

「女性の視点で考えてみました」

と言うことはできますが、

「女性の目点で考えてみました」

と言われますと、目が点になってしまうのではないかと思います。

 

そんなことを例によって例の友人に話しましたところ、

「女性目線で考えました、と言ってもいいのではないか」

さらに、どこにあったのかアタクシの写真を持ち出してきて、その目の部分に、マジックで黒い線を引き、

「ほら、これも目線なんやで」

そう言いながら、それを町内の交番の掲示板に張ってくれました……

 

 

かかし美里二人会打ち上げレポート〜名人譚〜

昨日、伝楽亭にて、毎年恒例の『かかし美里二人会』が開催されました。

 

お二人、それぞれ古典落語一席、自作落語一席ずつを披露され、旭区の広報から取材に来られた美人お二人も交えて盛況でございました。

 

打ち上げでは、先日の『盗人噺の会』に続いて6月17日(日)に開催が予定されております『甚五郎噺の会』が話題になり、

「たいがい、正体を隠してこっそり作ったもんに凄い細工が施してあるという、お定まりの名人譚やな。なんぞ、新しい噺をこわえてもええんちゃうか……」

てな話から、左甚五郎先生がロシアの入れ子人形、マトリョーシカを作った、なんてことにしたらどないやろ……」

てないつもの突拍子もない発想がかかし師から出てたちまち盛り上がりましたから、それは面白いかもしれんな、と思いまして、アタクシ、インターネットでマトリョーシカを調べてみましたところ、なんと、日本の箱根細工、入れ子細工がその元になっているという説があるではありませんか!

 

はてさて、どんな落語になるやらならんのやら……

 

伝楽亭からは、いろんな面白いもんが飛び出してきます。

 

もちろん、そうした落語的な発想は、落語以外のなんやかやにも応用できますので、ビジネスのアイデアに困っておられる方も、伝楽亭にお越し下さると、グッドアイデアが得られるかと思います。

 

え?

(オマエはどうやねん?)

 

今のところ、落語の他に何の役にも立たんようなアイデアしか浮かんできておまへんけど……

サワコの朝から〜山田洋次監督の教え〜

今朝の《サワコの朝》(MBS)のゲストは、映画監督の山田洋次先生でした。

 

今では、『家族はつらいよシリーズ』を手がけていらっしゃいますが、若い頃は、ホームドラマなんて、と思っておられたそうです。

でも、あるとき、先輩から、

 

《脚本の根のところに家族を置くと落ちつく》

 

と言われて、家族を考えるようになったそうです。

 

映画に限らず、創作には観客や視聴者、読者には見えないけれど、登場人物がどんな人生を送ってきたのか、その基盤をなす家族を作者は考えておくことが重要である、ということです。

 

また、最初の監督作品を御覧になって、自分の後ろ姿が映っているようだ、自分のにおいがぷんぷんする、ともおっしゃっていました。

これは、創作した者の人生がそこに映し出されているということで、やはり作者の中にないものをそこに表現することができないという、わかりきった道理を表しているように感じました。

 

わかりきっているのにそれができないということは、いかに自分が中身のない、痩せた人間であるかということを思い知らされることでもあります。

 

最近、また少し太ってきたのに……

リスニングの正答率を上げるために……

センター入試に替わる大学入学共通テストに向けた英語の試行調査の確定正答率が公表されました。

リスニングの正答率は、3・1%。

最低だったと報じられています。

 

以前に触れたかと思いますが、英語のリスニングの前に、日本語のリスニングを実践する必要があるように思います。

その上で、何をどういう手順で相手に伝えるかという会話の手法を、日本語でできるようになってから、英語ではないかと思います。

 

相手の言うことをろくに聞きもしない。

聞いているようでも、自分の言いたいことをそこに覆いかぶせるように述べる。

あるいは、相手の言葉に関わりなく、相互に言いたいことだけを言い合っている。

 

いくら英語で単語や文法を修得していたとしても、試験で集中しているとしても、日常的に相手の話をしっかり聴くという姿勢ができていなければ、〝リスニング〟の正答率はそれほど上がらないように思います。

 

え?

アタクシでございますか?

もちろん、相手の話をしっかり聴いております。

そうでなければ、面白くボケたりツッコミを入れたりできませんから……

私が何者かを知る方法

《私は何者か》

 

という問いに対しての、

 

《他者との関係性によって定まる》

 

という答は、実は和ともって尊しとする日本人ならではの思想に基づいている、という考え方もあるようです。

 

それは、自分が所属する社会の中で、他者がどういう地位にあってどういう資格や能力を持っているかによって自分の立ち位置を決定するということでもあるようです。

 

ただ、

 

《私は何者か》

 

を考える手がかりとして、

 

《私は何に執着する人間なのか》

 

てな自問をすると、また違った視点から自分が見えてくるようにも思います。

 

さらに、

 

《どうしてそれに執着するのか》

 

その理由を突き詰めていけば、思いもしなかった自分を発見できるかもしれません。

 

あるいは、

 

《私はどういう人に嫉妬するのか》

 

《どうしてその人に嫉妬するのか》

 

という問いでも、同様に自分が何者か見えてくるかもしれません。

 

《私は何が嫌いなのか》

 

《なそれがぜ嫌いなのか》

 

という問いかけも同じかと思います。

 

え? 

(オマエが何者か、ようわかった!)

そうでしょ…… 

あれ? ちょっと待って……