《私は何者か》
という問いに対しての、
《他者との関係性によって定まる》
という答は、実は和ともって尊しとする日本人ならではの思想に基づいている、という考え方もあるようです。
それは、自分が所属する社会の中で、他者がどういう地位にあってどういう資格や能力を持っているかによって自分の立ち位置を決定するということでもあるようです。
ただ、
《私は何者か》
を考える手がかりとして、
《私は何に執着する人間なのか》
てな自問をすると、また違った視点から自分が見えてくるようにも思います。
さらに、
《どうしてそれに執着するのか》
その理由を突き詰めていけば、思いもしなかった自分を発見できるかもしれません。
あるいは、
《私はどういう人に嫉妬するのか》
《どうしてその人に嫉妬するのか》
という問いでも、同様に自分が何者か見えてくるかもしれません。
《私は何が嫌いなのか》
《なそれがぜ嫌いなのか》
という問いかけも同じかと思います。
え?
(オマエが何者か、ようわかった!)
そうでしょ……
あれ? ちょっと待って……