『好奇心を持ちなさい』と『勉強しなさい』の相関関係

先日、とあるセミナーに参加いたしましたろところ、

 

《好奇心を持て》

 

というお話が出ました。

 

特に好奇心を主題にしたセミナーではありませんでしたが、好奇心を持つことは、実は勉強することよりも難しいのではないかと思います。

 

勉強が好きな人は嬉々として勉強しますが、そうでない人は、宿題だけ、言われたところだけ、役に立つところだけをやって、役目終了、で済ませられます。

でも、好奇心が旺盛な人なら、言われるまでもなくあれこれ見たり聞いたり調べたり勉強したり考えたりしますが、そうでない人は、何に好奇心を持っていいのか分かりません。

実際、セミナーで講師を務めた方は、

「好奇心を持つと、何か得することがあるんですか?」

と問われたことがあったそうです。

 

もし、

「ゲームに興味があって、いつもゲームをしています」

「他に殺人にも感心があります」

「ついでに、小さな女の子にも……」

なんてことをのたまう人を、さて、好奇心の強い人だと、どれほどの方がお認めになるでしょうか……

 

 

そういう人は、むしろ好奇の目にさらされることになるかと思います……

 

さて、ではどうすれば、〝健全な好奇心〟を持てるのでしょうか?

そこから勉強することが、好奇心を持つことになる……

 

あれ?

歌の力〜忘れていいの〜

今日、職場で

「急ぎませんからこの書類をいただけたらありがたいと思います」

とお願いしたことを忘れられていました……

忘れた方が恐縮して、

「すみません。忘れてしまって」

とおっしゃるものですから、

「いいんです。いいんです。私のことは…… 忘れていいのよ、私のことなど」

と、小川知子さんと谷村新司さんがデュエットされたヒット曲『忘れていいの〜愛の幕切れ〜』(作詞作曲・谷村新司さん ポリスター)の歌詞の出だしの部分を申し上げましたら、周囲のスタッフが、

「それ、違う意味では……」

なんて言葉が飛び出して、緊張した空気が少し緩んだようでした。

 

これはまた機会があれば使って、

「忘れていいのよ、私のことなど。一人で生きる術なら知っている、哀しいけれどこの年なら〜🎶」

なんてさらに歌っちゃおうかしらと、例によって例の友人に話しましたところ、

「お〜ろ〜か〜者〜よ〜🎶」

近藤真彦さんの『愚か者』(作詞・伊達歩さん 作曲・井上堯之さん CBS SONY)で返されてしまいました……

〈生産性〉の先にあるのは……

自由民主党の杉田衆議院議員の、

 

〈生産性〉

 

発言が非難を浴びております。

 

人間を生産性の有無で判断しようとするのは、障害者を生産性がないと言って切り捨てるのと同じかと思いますが、すべてにおいて、

 

〈生産性〉

 

を判断基準においていらっしゃる方は、非難を浴びせている人々の中にもおられるのではないかと思います。

 

〈経済性〉

 

という言葉に置き替えても、

 

〈損得勘定〉

 

と言ってもいいように思います。

 

子供の、テストに出る出ないから始まって、大人の、一文にもならないことはやらないてな信条が、多くの家庭にも賢い生き方であるかのように蔓延しているのではないかと思います。

 

企業ならともかくも、家庭において生産性を重視するとなると、たとえばおじやんおばやんは……

 

え?

(年金もろてる)

 

ええと、たとえば子供なんかは……

 

え?

(児童手当が出る)

 

つまり、存在しているだけで価値があるという制度を作れば、すべからく、

 

〈生産性〉

 

があるということになりまして……

 

え?

(〈生産性〉のないこんなブログはやめろ!)

 

物事を〈生産性〉の有無で判断するのはやめよう!

留五郎さんの〝悪ネタ〟

8月2日の拙ブログ、『東京医科大学の〈必要悪〉?』に、留五郎さんから、

「〝悪ネタ〟なのに、いつものショッカーを出さないのはどういうわけだ!」

てなメールをちょうだいいたしました……

 

留五郎さんからいただきますコメントから、己が見えてまいりまして、今回の〝悪ネタ〟という言葉に、自分が悪を題材にしているかということに気づかされました。

 

これは、よい子で育ってきたアタクシの心の奥に隠れている、悪に対する憧れのようなモノが、拙ブログを通して表出しているということであるかと思います。

 

「悪でもいいから必要とされたい……」

てな言葉は、自分の願望の現れでもあるかと思いながら、それへ踏み切らないのは、被り物を被ったり裸になったりしてウケを狙うような、一段、レベルの低い方法であると、アタクシ、一人合点の戒めであるからでございます。

 

だからといって、このままでいいとは思っておりません。

と言って、ショッカーを必要悪などと簡単に断じるなんてことはできません。

彼らは、自分たちを悪だとは考えていないからであります。

その彼らがいなければ、仮面ライダーに必要性はなく、つまりは仮面ライダーを生かすために、必要な存在であって、そこに〝悪〟などありません。

 

ショッカーは、

 

〈必要悪〉

 

などと自ら称する卑怯な存在ではないということです!

 

留五郎さん、

こんなもんでどないでっしゃろ?

人手不足とAI

本日の日本経済新聞電子版に、旅客機のパイロットが不足しているという記事が掲載されていました。

 

航空機だけでなく、あらゆる業界で人手が足りていないようで、アタクシのようなふざけた人間にまで、かつて勤めておりました職場から声がかかるぐらいでございます。

 

そんなことなら、特殊詐欺に携わる人間も少なくなっているのかと思いきや、7年連続で認知件数は増加しているとのことですから、不届きな言いかたを承知で申し上げるなら、人手は足りているのかもしれません……

 

一方で、数年後には人工知能によって人間は職を失うと言われておりますが、AIには特殊詐欺撲滅に注力してもらい、それによって特殊詐欺業界から逃げ出した人材を人手不足の業界に回せば、多少なりとも人手不足の解消になるのではないかと思いますが、いかがでしょうか……

 

え?

(そんなまどろっこしいことをしなくても、AIによる全自動航空機が開発、導入されれば、パイロット不足も解消するやないかい!)

 

ああ、めんどくさい!

人手不足とAIの関係なんて、もう、えーわい(AI)……

 

失礼いたしました。

不正やハラスメントを検知するAIよりも……

日本ボクシング連盟の山根明会長が、助成金流用問題などをめぐる自身の進退について考えていないことや連盟に落ち度がないことをテレビ番組で述べたそうです。

 

レスリングの伊調選手に対するパワーハラスメントで告発された監督も、最初は否定していました。

 

日大ラグビー部の監督も、自身の責任を認めませんでした。

 

マチュアボクシングでは、山根会長への忖度から審判の不正も問題になっており、現在開催中のインターハイのボクシングの試合は、すべて録画されているそうです。

 

日本経済新聞によりますと、離職防止を目的に、パワーハラスメントセクシャルハラスメント上司を検知する、人事AIが広がっているそうです。

 

ただ、企業にしろ団体にしろ、いくらAIを導入しても、トップがハラスメントで検知されることはないのではないかと思います。

 

検知して告発するのは、やっぱり人間です。

告発されて報道されたら、四の五の言わずに退かなければなりません。

 

かつて、カツラ疑惑を報じられた綾小路きみまろさんが、すぐにカツラであることを認めると、もうその件で報道されることはありま……

 

え?

(例が適切でない!)

 

失礼いたしました……

 

アタクシは、すぐに謝ります。

東京医科大学の〈必要悪〉?

先般、裏口入学収賄問題が明らかになった東京医科大学で、女性受験者の入試得点を一律に下げていたことが報じられました。

 

なぜそうしていたかと言うと、女性医師は結婚や出産で離職すると、系列病院の運営に支障が出るから、という説明とともに、東京医科大学の関係者は、

「いわば必要悪」

とおっしゃったそうです。

 

言葉は矛盾を孕んだ伝達手段ですが、それは同時に誰かにとって都合のよい言葉として使われます。

 

〈必要悪〉

 

の代表例として挙げられる酒には、

 

〈酒は命を削る鉋〉

 

なんて言葉がある一方で、

 

〈酒は百薬の長〉

 

てなことも言われます。

 

要は、誰に取って鉋なのか薬なのか、といったところかと思います。

 

〈必要悪〉

 

という言葉も同様に、誰に取って必要悪なのか、というところを考えなければならないと思いますが、少なくとも、誰からも責められる立場にない人がこの言葉を使うことはないのではないかと思います。

 

〈必要悪〉

 

を使う人は、少なくとも自分が悪であると認めてはいますが、認めている悪は自分たちの都合ではなく、あくまで世のため人のためになるものであるという言い逃れをしているに過ぎないように思います。

 

たとえば系列業院で、優秀な女医さんに診てもらうはずだったのに、裏口から入った未熟な男性医師の診察を受けることになった、なんてこともありうるのではないかと、つい想像してしまいます……

 

〈必要悪〉

 

を自ら口にする者は、本当は悪でしかないのではないか、とも思います。

 

でも、悪でもいいから必要とされたい、という本音も、この言葉には隠されているようにも思いますが、どないでっしゃろ……