[ことのは学舎]の問題提示担当、Mr.?である。
文房具店で、面白いノートを見つけた。
センター入試対策ノートである。
解答用紙のマークシートに適応するノートで、過去問題を解くときに使える。
受験生のためのノートと言えば、東大生のノートを紹介した本が、数年前から書店に並んでいる。
最近では、方眼ノートが人気商品になっているようである。
手帳も、多種、多数が、この時期、書店や文房具店に並べられている。
ノートや手帳だけではない。
筆記用具もかなりの種類が、多数売られている。
例年、年賀状を書くための筆ペンもこの時期に見られる。
PC、スマートフォン全盛の時代。スケジュール管理をそうした器機に任せている人も少なくない現代。
なぜ、アナログのノートや手帳、筆記用具がこれほど販売されているのか?
多種類の手帳やセンター入試対策ノートは、多様な要望に応えようとした結果であるようにも見え、方眼ノートは、日本人の思考回路を活性化するためのツールとして使えるようである。
やはり、生き残りを図る文房具メーカーの策略か?
あるいは、キーボードを打つのではなく、人間は紙に書く生き物だということなのであろうか?
その文房具店の片隅で見つけた、手書き風の縦線ばかりが引かれた、俳句手帳にその答があるかもしれない。
という思いが、一瞬、脳裏をかすめたが、
「いや、これから年賀状を自筆で書こうとする私自身が、その答かもしれない」
PCを使えない……