「もう、どうでもいいや」
という捨て鉢な言葉を吐くと、
「そんな投げやりな気持ちでどうするんだ」
「それぐらいであきらめるな」
「そこで開き直るな」
などと周囲から嗜められますが、捨て鉢な気持ちは、自分の心を守るためのシステムが働いたから発生するのではないかと思います。
あるいは、もし、すでに手中にある何かを捨てることによって新しい何かが手に入れられるのだとしたら、心も同じではないかと思います。
だから、今、目の前にあってどうしようもないことに対して、
「もう、どうでもいいや」
と捨て鉢な気持ちになると、新しい何かが心に芽生えるかもしれません。
しかし、捨て鉢になる最大の効用は、
「でもな〜」
と、次の朝、ちょっと考え直してみるところにあるのではないかと思います。
あるいは、周囲の人に多大な迷惑をかけることになるかもしれませんが、追いつめられたときの呪文として胸の奥に秘しておくと、案外、捨て鉢な言葉は出てこないいかもしれません。
てなことをいくら書いても、たかがしれてるし……
ああ、こんなブログ、もう、どうでもいいか……
「でもな〜」