髷物何者不心得者

昔の時代劇で、悪徳商人などと密談しているところを、天井裏や床下などから盗み聞きしている主人公の手先の存在に気づいた悪家老や悪代官が、そちらに視線を向けて発する言葉が、

「曲者」

 

昔の時代劇で、髭もじゃの豪傑を仕官させるために悪家老などが主君の耳元でささやく言葉が、

「強者」

 

昔の時代劇で、貧乏長屋に住んでいる、まだ無名の歴史に名を残す人物の評判を示す言葉が、

「変わり者」

 

昔の時代劇で、無益な争いを避けるために逃げる主人公に投げられる言葉が、

「卑怯者」

 

昔の時代劇で、拾った小判を届けた町人に冠せられる言葉が、

「正直者」

 

昔の時代劇で、病気の親の面倒を見る息子に冠せられるのが、

「孝行者」

 

昔の時代劇で、人々を笑わせる幇間などを称する言葉が、

「道化者」