NHKの朝の新しい連続ドラマ《まれ》の大泉洋さん演じる主人公のお父さんに、家族は〈地道にコツコツ〉仕事をして生きることを求めています。
でも、それができるぐらいら、とっくにやっているはずです。
できないから、楽して一発逆転を夢見る人生を歩んでいるわけです。
どうしてそれがわからないのでしょうか!
また、そこがお父さんの魅力でもあって、仮に、楽して一発逆転の夢を見なくなったら、それはもうお父さんではありません!
さらに屁理屈をこねるなら、お父さんは、〈一発逆転〉を〈地道にコツコツ〉夢見ているではありませんか!
たかがドラマとはいえ、現実に、まれのお父さんのような人は、結構いらっしゃるのではないかと思います。
そういう人たちの生き方を擁護すると、やはり非難の嵐が吹き荒れるかと思いますが、擁護せずにはいられません。このお父さんの生き方を否定するということは、自分の生き方を否定することに……